未来ある子どもたちの一番近くで、3〜6歳までの人格形成期を支える幼稚園教諭。幼稚園教諭は学校教育法にもとづく資格で、3歳から小学校に入学する年齢までの未就学児が対象の教育者を指します。その価値が近年見直され、教育者としての地位が向上しつつあります。幼稚園教諭の地位向上を目標に掲げ、キャリア教育事業を営んでいるのがPLANperfect株式会社(以下PLANperfect)です。
PLANperfectが実現しようとする未来とは。その挑戦と原点について、代表取締役CEOの鮫島 淳(さめじま・あつし)さんに話を伺いました。
目次
「幼児教育の新たなスタンダードを作る」独自のアプローチで広げる、子どもたちの未来
PLANperfect株式会社は、幼児から社会人まで幅広い年齢層を対象としたキャリア教育事業を営んでいる企業です。キャリアコンサルティングや人材研修を通じて、個人が自分のキャリアを見つめ、意思決定をサポートするプログラムを展開しています。特に、幼児向けのキャリア教育においては、同業他社に先駆けて2019年に事業をスタート。子どもたちの未来の選択肢を広げるための「キャリア刺激」という独自のアプローチを採用し、幼児教育の新たなスタンダードを確立しつつあります。PLANperfectは、東京都町田市を拠点に活動しており、東京・神奈川・千葉・埼玉、さらには東北地方にも事業を広げています。
幼児教育への強い情熱こそが原動力
PLANperfectの代表、鮫島さんは、自らも1歳と4歳の子どもを育てる父親であり、幼児期の教育の重要性を深く理解しています。彼の原動力となっているのは、幼児教育現場において教諭や保育士の地位が低く評価されている現状に対する危機感です。「教育業界のピラミッド構造をひっくり返し、幼稚園教諭がもっと尊重される社会にしたい」と語る鮫島さんは、幼児期における教育が将来のキャリア形成に大きな影響を与えるという信念のもと、日々事業に取り組んでいます。
親・保育士・教諭がともに「子どもに最良の刺激」を与える環境を作る
PLANperfectが展開する幼児向けキャリア教育は、子どもたちに将来の職業や選択肢を意識させることを目的としています。親や保育士、教諭も共に教育を受けるスタイルを採用しており、家庭全体で子どもにとって最良の刺激を与える環境作りを大切にしています。
また、2025年には、幼稚園教諭向けのキャリア教育士を育成するプロジェクトもリリース予定です。このプロジェクトは、幼児教育者自身がキャリア教育を子どもに提供できるようサポートするものです。PLANperfectは、子どもたちが将来、自分の選択肢を広げ、社会で活躍できる人材となることをビジョンとして掲げています。
「子どもたちの未来を作るのは教育者たち」教育者としての責任を胸に挑戦を続ける
「子どもたちの未来をつくるのは、その最初の教育に関わる幼稚園教諭や保育士だ」という強い思いを持つ鮫島さん。彼は、自らのキャリア経験と親としての視点から、教育現場での改革が必要だと感じています。「日本人であること、その文化や価値観を尊重しながら、グローバルに活躍できる力を持つ子どもを育てたい」と語る彼は、日本の伝統的な価値観を取り入れた教育プログラムにも力を入れています。教育者としての責任を強く感じる鮫島さんは、幼児教育を通じて社会に貢献する姿勢を貫き続けていきます。
情報
PLANperfect株式会社
HP:https://planperfect.co.jp/