思い出の母の味をそのまんま。親子で受け継がれたレシピで、食べた人のお腹も心もまんぷくにする「あたご食堂」【山形県山形市】

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山形県山形市の「あたご食堂」は、山形県庁近くの住宅街にある食堂です。地元の人に長く親しまれていて、休みの日には行列ができる人気店です。そんな愛され続けるあたご食堂の魅力をさらに知るべく、厨房や接客を担当している渡邉寿子(わたなべ ひさこ)さんにお話を伺いました。

あたご食堂は、寿子さんのご両親によって1968年に創業されました。当初は同じ山形市の小白川町にも店舗がありましたが、1975年頃から一店舗に絞って営業しています。もともとは麺類を中心に提供するお店でしたが、徐々に定食や丼物のメニューも増えていったそうです。 

定食やラーメン、カレーライスなど、様々なメニューがある中でもお店の一番人気だというのが「鳥から定食」(1,050円)。私自身も大好きなメニューで、取材に伺ったときにもほとんどのお客さんが注文していました。

あたご食堂の「鳥から」は衣はサックサク、お肉はとってもジューシーで、甘めのしょうゆベースの味が特徴。ほんのり感じるショウガの香りも良く、思わず笑顔になります。大きさと数も特徴的で、7つの鳥からが存在感強めで出てきます。ボリュームたっぷりな鳥から+大盛りご飯が出てくるので、私は超満腹になりました。食べ切れるか心配…という人は鳥からが4つの「ミニから定食」(800円)もおすすめです。

そんな大人気な鳥からは元々、寿子さんのお母さんが、高校生の寿子さんに毎日作っていたお弁当のレシピから生まれたメニューなのだそうです。当時のお友達からもとても評判が良かったことをうれしそうに教えてくださいました。

「母が考えてくれたメニューなのですごく思い入れがあるし、大事にしてるメニューのひとつなんです。母のレシピを変えずにずっと…」とお話してくださった寿子さん。

お母さんのレシピを大切に、なんと今まで一度も改良なしで提供しているんだそうです。「野菜炒め定食」や「生姜焼き定食」なども、お母さんのレシピを受け継いでいるとのことで、「ぜひ食べてほしい」寿子さんおすすめのメニューとのことでした。

昭和感のある店内は温かみを感じ、なんだかほっとする雰囲気です。寿子さんは写真NGということでしたが、とても温かい笑顔でお話してくださる方でした。

庄司蓮花さんの投稿

情報

食事処 あたご食堂
住所:〒990-0023 山形県山形市松波4丁目8-1
電話番号:023-622-6363
営業時間:月〜日曜 11時〜15時、17時〜19時45分 ※木曜は定休日、水曜は11時〜15時のみ
価格帯:800円〜1,150円(2025年5月時点)
座席数は4席×8卓の32席 駐車場スペースは約10台分

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