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「家賃非公開?入居者募集しないアパート?」事業性より家族のような関係性を優先する共同住宅(後編)【沖縄県糸満市】
市来聡
沖縄県糸満市
第7期ハツレポーター
2023年3月に、次の仕事を決めないまま勤務先を退職。さらに、常識やこうであるべきといった、自分を押さえ付けるしがらみを、全て取っ払った時に顕在化した、「沖縄に住んでみたい」を叶えるため、家族と共に移住。 子どもの時は親が決めた場所、大人になってからは、家賃の手頃感や自身の勤務先に近い場所といった基準で、住む家を決めてきたが、今の住まいは、人生で初めてと言っても過言ではないくらい、自分の「好き」を軸に決めた。 そのおかげで、満足度の高い状態が続き、地域への思い入れが強まり、他所から来た自分たちを、温かく受け入れてもらってる感覚を持っている。そしてその感謝の気持ちを少しでも、地域や地域の人たちに循環したいという思いが芽生えている。 ご縁があって、移住して間もなく、夫婦でラジオパーソナリティをする機会をもらい、現在も放送を続けている。地縁も血縁もなく沖縄に来た自分たちは、少しでも知り合いを増やしたい思いもあり、地域に住まう方々に、ゲストとしてラジオに出演してもらい、出演後はそのゲストに次のゲストを紹介してもらう、笑っていいともの「友だちの輪」を真似したやり方で、放送を続けている。 パーソナリティをやっていて感じることは、もっとみんなに知ってもらいたい、個性的で魅力的な市民がたくさんいること。反面、ゲストが取り組まれている活動を、ラジオの放送時間内に語り尽くせなかったり、心に響く内容も、音声の放送では形として残らず流れていってしまうため、もどかしさを感じることも経験。 そこで、文字情報として残していくことが、いつでもどこでも何度でも、その魅力を味わってもらえる機会になるのではないかと考え、ハツレポーターにチャレンジすることを決断。