ダウン症と小児がんの娘によりそう母が開いたカフェ。月1回は子ども食堂に【和歌山県紀の川市】

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和歌山県紀の川市にあるcafékupono(カフェクーポノ)。2022年6月、鈴木寿美(かずみ)さんが「ダウン症のある娘が仕事の体験や周りの人と交流する場をつくりたい」という思いをこめてオープンした。

地元の農薬をほとんど使わず育てた野菜を生かした「月替わりプレート」や「米粉シフォン」が評判だ。

月1回の子ども食堂、支援学校・作業所の物販、小児がん啓発のレモネード販売も続けている。

野菜プレートのと米粉シフォン、レモネードでゆっくり

看板メニューは月替わりの野菜プレート。この日は彩り豊かなロコモコ(ドリンク付き1,500円)。農薬をできるだけ使わず育てた野菜を使い、体にやさしい味に仕上げている。

私が注文したのは米粉シフォンケーキとレモネードだった。ふわふわしたシフォンケーキとレモネードで、心ほどける時間を過ごすことができた。

レモネードの売上は小児がんの団体へ寄付している。
その寄付金は小児がんの研究支援、小児・AYA世代(15〜39歳)のがん患者支援に活用されている。

鈴木さんは、娘さんが小児がんになり、付き添いなどをしている中で小児がんの啓発活動が必要だと思うようになった。「レモネードでの寄付活動は今後も末永く続けていきたい」と話す。

cafekuponoの人をつなぐ取り組み月1回はの子ども食堂に、そして小児がんの啓発イベントを

鈴木さんが今後のcafékuponoで力を入れたいのは子ども食堂だ。(2025年6月から月1回土曜日開催)子育てや情報交換の場としてにぎわっている。

また、小児がんの啓発イベントも随時開催している。

鈴木さんは娘さんが小児がんになったつらい経験から得たものを社会に発信し、少しでも小児がんの子どもや家族が暮らしやすくなるように活動している。その姿に私はいつも勇気をもらっている。

9月28日には「9月の夜空をゴールドに」という小児がん啓発イベントが行なわれる。

実際に娘さんの入院に付き添った体験を鈴木さんが語る。小児がんやダウン症について知りたい方、また実際に闘病されている方にとってとても勇気づけられる機会になると思う。

ぜひ足を運んでほしい。

久松公代

久松公代

第5期ハツレポーター/京都府宇治市産まれ。社会福祉士。父は大阪出身、母は東京出身で子どものころから地域による言葉の違いや風習の違いを感じてきました。和歌山市に移住して18年たちます。暮らして気づく和歌山の良さを伝えて行きたいと思います。

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