泊ったほうが楽しさ倍増!海と星空ツアーで座間味島を満喫しよう!【沖縄県座間味村】

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星空ツアーで撮影された「神の浜」での星空

星空保護区に登録を目指している、沖縄県座間味島(ざまみじま)で「星空ツアー」を企画・催行する「フシヌヤーウチ」の山野将太(やまの・しょうた)さんは、自身のインスタグラムアカウントでお客様とリアルタイムなやり取りを行い、宿泊施設からの送迎付きで、驚きの星空観測と星空撮影を行います。

フシヌヤーウチとは沖縄の方言で、流れ星を意味するそうです。山野さんは2019年に座間味島に移住し、これまで波照間島や石垣島でも星空ツアーを実施。星空の美しさを通して人を楽しませたい!という気持ちで日々仕事に邁進しています。

星座早見盤アプリを夜空にかざす

星の配置が分かるように、ツアー参加者は事前に星座早見盤のアプリをインストールし、星空の観測時にアプリを起動。参加者は夜空にアプリの天体図をかざし、山野さんは夜空にレーザーポインターをあて、実際の星の位置を照合しながら観測します。

星の光を遮る要因となる外界の灯りが比較的少ない座間味島は夜は暗く、小さな星もたくさん見ることができ、星空のきれいさに参加者は皆、大感動です。

カメラ撮影は、最低でも20カット

「阿真(あま)ビーチ」での星空を背景に撮影された写真

山野さんは、ツアー参加者にスマートフォンで夜空を撮るコツを教え、写真撮影ではお客様のポージングをアドバイス。山野さんのインスタグラム投稿で見かけた、幻想的な星空の雰囲気の中、20〜40枚も撮ってくれるのだそうです。

大手旅行会社が主催する星空の見学は通常1ヶ所ですが、山野さんのツアーではなんと3ヶ所!星空観測を堪能し、好きなポーズでたくさん写真を撮ってもらうことができるのです。

では、雲行きがイマイチ…という時は?

「どうしても星が見たい!」に応える。

「夜8時の時点で雲が多く、深夜まで星が見られるかわからない時があって、その夜にツアーを催行できるかどうか、30分ごとに空の様子を確認し、夜11時を過ぎてツアー予定を立てたことがあります。お客様に何時まで起きていられそうかを伺い、深夜2時まで、星が見えるのを待ちました」

現地に行くからには、たくさんの星を見てほしいという山野さんは、星が(見え)ない状態ではツアーを行わないものの、お客様のご要望に対しては力を惜しまず、出来る限りのことをします。

宿泊で、星空を楽しむプランはいかが?

阿真(あま)ビーチ。遊泳やボートなどを楽しむことができる

座間味村観光協会に勤務する山野さんは、座間味島は沖縄本島から直線で約40kmとアクセスしやすいため、観光客の半数は日帰りする傾向にあり、座間味島に泊まる人はまだ少ないといいます。

そこで、利便性がよい島だからこそ、泊まって夜空の星を楽しみ、翌日の朝に那覇に帰っても正午前に到着するのでそれからでも十分遊べるプランを提供できると山野さん。

2023年5月に開館したプラネタリウムで、星空ツアーの前や雨天時に天体観測をしたり、日中は大潮の満ち引きに合わせて遊泳、カメやクジラの観察、ボート、シュノーケリング等、座間味島には、多様な海のアクティビティの楽しみ方があります。

「座間味村プラネタリウム」の外観
プラネタリウムでの天体観測シーン。毎日、午前11時と午後2時に上映している

星空以外のことも、120%の満足を生む。

無人島の安室島(あむろじま)。シュノーケリングがおすすめ

人を楽しませたいという気持ちが人一倍大きな大阪出身の山野さんには、かつて勤務したコンピュータ会社のカスタマーサポートで培った、「お客様の期待をより大きくして返す」という視点が現在に生きています。

星空ツアーのことはもちろんですが、『沖縄に行くならいつがいい?』『来年の夏に座間味島に行くけど、何かおすすめは?』などの気軽なDMの問い合わせに親身に受け答えします。

沖縄の海を知り尽くした山野さんおすすめの、座間味島を満喫する、オン・デマンドの宿泊プランがあったらいいなぁと筆者は思いました。

ぜひみなさんも、山野さんのインスタグラムアカウントをフォローして、星空ツアーの様子をチェックしてみてくださいね!

阿真(あま)ビーチ(水深約2m)で泳ぐウミガメ。遊泳エリアなので、観察のチャンスも

◆フシヌヤーウチ・山野さんのインスタグラムアカウント

@okinawa.pic.life

※星空ツアーでのブライダルフォトは準備の都合上、ツアー希望日の1ヶ月前までに予約が必要

田畑詞子

田畑詞子

秋田県秋田市

第1期ハツレポーター

1978年秋田県生まれ。清泉女子大学文学部英語英文学科卒。東京で就職後、いったん帰秋。2017年、横浜在住時にライター養成講座に通い、その後地元秋田でWeb記事の取材・執筆活動に携わるようになる。
日々の暮らしをブログに綴ったり、親しい仲間や縁遠くなった友人へ手書きのZINEを書いて送ったりと、書くことが好き。エッセイや小説へも関心がある。

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