
乳がん検診の大切さを報道などで見聞きして、大切さは理解しても「マンモグラフィって痛そうだし、検診いくの嫌だな」と思っていませんか?
乳がんになるまで私は検診にいくのがおっくうで後回しになっていました。マンモグラフィって痛そうだし、日常生活も忙しいしと言い聞かせていました。
乳がんは9人に1人の日本女性がかかる身近ながんといわれていて、ステージ0など早期発見ができればほぼ100%治る可能性があるそうです。そのため、マンモグラフィ検診はとても重要です。
実は、最近の技術の進化によって、マンモグラフィの痛みを軽減する機器や工夫が増えてきています。
今回は、そんな最新の取り組みを紹介しながら、「マンモグラフィは怖くない!」ということをお伝えします。
私のように乳がんになってから「もっと早く検診にいけばよかった」と後悔する人を一人でも減らしていきたいのです。
目次
なぜマンモグラフィが大切なの?
日本では、2020年に約91,531人の女性が乳がんと診断※されました。
特に40代後半から60 代後半で発症リスクが高くなります。
乳がんは初期段階では痛みがなく、自覚症状がほとんどないことが多いため、定期的な検診で見つけることがとても重要です。
私もセルフチェックで胸のしこりがわかったときも自覚症状は他になく、元気に仕事にいっていました。
しかし、発見された乳がんはステージⅡbです。リンパ節転移も二つあり、右胸全摘手術を行ったあとは再発予防のための抗がん剤、放射線治療、ホルモン治療が待っています。命に別状はないとはいえ、治療の負担はあります。
もっと早期に発見できれば治療の負担も軽かったと定期検診にいっていなかったことを後悔しています。
一人でも多くの人に定期検診をしてもらいたいので調べた、マンモグラフィの最新技術
1 .圧迫の痛みを軽減する「なごむね」
「なごむね」は、乳房の圧迫完了後に自動で圧力を調整し、痛みを和らげる新しい技術です。圧迫の時間を短縮し、必要以上に強く押さえつけないようにすることで、痛みを感じにくくなります。
2. 柔らかい圧迫板で痛みを軽減
従来のマンモグラフィでは、硬い板で乳房を挟むため、痛みを感じやすい人がいました。最近では、柔らかい素材の圧迫板を使う装置も登場し、痛みの軽減に役立っています。
3 .「小乳房用圧迫板」で無理のない圧迫を
胸が小さい人は、適切に挟めず強く圧迫されることがありました。しかし、新しい機器では、小さな乳房でもしっかり撮影できる「小乳房用圧迫板」を採用し、痛みを減らす工夫がされています。
4 .3Dマンモグラフィで負担を軽減
通常のマンモグラフィよりも少ない圧迫で検査ができ、より精密な画像を撮影できる「3D マンモグラフィ」も導入が進んでいます。この技術は、乳腺が発達している人(特に40代以下)でも、がんを発見しやすくなるメリットがあります。
「痛くないマンモグラフィ」を選ぶポイント
「技術が進んでいるのはわかったけど、どこで受ければいいの?」と思いますよね。
以下のようなポイントで、痛みを軽減できる医療機関を探してみましょう!
◎ 最新のマンモグラフィ装置を導入している病院を選ぶ(柔らかい圧迫板や3Dマンモグラフィを導入しているか)
◎「なごむね」など痛みを軽減するシステムを導入しているか確認
◎乳がん専門クリニックや女性専用検診施設を選ぶ(女性技師が対応することが多く、リラックスしやすい)
◎ 口コミや病院のホームページで痛み対策の記載があるかチェック
「痛いから受けない」はもったいない!技術の進化で負担軽減
乳がんは早期発見が命を守る鍵ですが、マンモグラフィを敬遠する理由の一つが「痛み」でした。
しかし、最新の技術で痛みを軽減する取り組みが進んでおり、より快適に検査を受けられるようになっています!
私もマンモグラフィや針生検で痛みを感じたことはありません。
「怖いから行かない」ではなく、「安心して受けられるところを探す」。
この一歩が、あなたの未来を守るかもしれません。
ぜひ、痛みを軽減できる医療機関を見つけて、定期的にマンモグラフィを受けましょう。
※出典:(c) 国立研究開発法人国立がん研究センター ホームページhttps://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html
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