室町時代の技×レーザー加工!? 進化する紀州漆器でオリジナル曲げわっぱ弁当箱を作って みた 【和歌山県和歌山市】

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わっぱ弁当箱にレーザー加工を施すワークショップを体験  

和歌山のものづくりを体験できるイベント、「和歌山ものづくり文化祭2025春」に参加しました。その中でも特に印象的だったのが、三好漆器さんのブースで開催された「\MY曲げわっぱ/レーザー加工でオリジナル名入れをしよう!」のコーナー。わっぱを作るだけでなく、最新技術であるレーザー加工を施すワーク ショップにも挑戦しました! 

紀州漆器とは?  

紀州漆器は、室町時代から続く和歌山県海南市の伝統工芸です。もともとは木製漆器として発展し、現在では合成樹脂を活用した製品も生産されています。 

三好漆器の代表取締役 三好佑紀(みよしゆうき)さんに紀州漆器の魅力についてお 話を伺うと、「紀州漆器は、昔から大量生産の技術が高く、値段もリーズナブルなんです。特別なときだけ使う漆器でなく、普段使いできるのがいいところ」と語ってくれました。

曲げわっぱ弁当箱を作ってみた!  

ワークショップに用意された曲げわっぱ弁当箱。木のぬくもりが感じられるシンプルなデ ザインですが、これにレーザー加工で名前や模様を入れることで、世界にひとつだけのオリジナル弁当箱が完成します。普段はこのワークショップはしておらず、ものづくり文化祭だけの特別なワークショップとのことでした。

例を見ながら、紙にイラストを描きます。

わたしは自分の名前を描きました。 

自分の描いた名前がレーザー加工で刻まれるのをみるのは楽しい体験でした。

紀州漆器の存続を目指す三好さん  

  体験をしたあと、三好さんに今後の目標を聞きました。 

「紀州漆器は跡継ぎがいない会社も多いんです。紀州漆器がこれからも存続できるよ うに漆器職人を増やすなどがんばっていきたい」 と語ってくれました。

このワークショップを通じて、紀州漆器の奥深さや、伝統と革新の共存を実感しました。手作りの温もりと、最新技術が生み出す美しさ。そんな魅力をぜひ実際に体験してみてください!

久松公代

久松公代

第5期ハツレポーター/京都府宇治市産まれ。社会福祉士。父は大阪出身、母は東京出身で子どものころから地域による言葉の違いや風習の違いを感じてきました。和歌山市に移住して18年たちます。暮らして気づく和歌山の良さを伝えて行きたいと思います。

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