炭の香る絶品うなぎ。隠れ家的藤枝の名店、「まるはんへそ曲がり」【静岡県藤枝市】

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静岡といえば浜松や三島がうなぎで有名な都市であるが、今回紹介をする「まるはんへそ曲がり」はそのようなうなぎの名所ではない静岡県中部にある藤枝市に店を構える。

その店はメイン通りから1本入った道にあり、案内看板や店の看板もない。あるのは店の入り口にある表札代わりのような看板のみ。筆者である私は幼少期よりその近所に住んでいたのだが、その存在を社会人になり初めて知った。それぐらい隠れている店なのだ。

予約をして店内を入るとうなぎのかごに井戸水が常時流れている。カウンター以外は全て個室で、庭が望める味のある和風な雰囲気がたまらない。

予約時間に合わせてうなぎを焼き上げてくれているので、少し遅れていくと手早く部屋に通されすぐに料理が運ばれてくる。時間には余裕を持ち10分ぐらい前に着くと良いだろう。

いよいよ、うなぎの登場。こちらはメニューがなく、うなぎとご飯と肝吸い、そして漬物のセットで提供される。

とにかくうなぎがうまい。炭火で少し焦がした香りがうなぎの野趣あふれる味とマッチして食べ飽きない味を醸し出す。

そして、ご飯の炊き加減は毎回行くが常に安定した美味しさで驚く。

漬物も自家製だと思われるが、漬け加減が絶妙でうなぎが無くとも米が進む味付けである。

実はこのまるはんへそ曲がりは静岡県産のうなぎを使わない。日によって産地が変わる事があるがほとんどが九州から仕入れたうなぎなのだ。やはり屋号がまるはんへそ曲がりというだけの事はあるのかと思うが、うなぎ料理の探求の結果、九州産にこだわるところはへそまがりどころか、うなぎと向き合う愚直さを感じる。

写真は私の息子の小学校、入学祝いで訪れた写真だが、息子は大人一人前食べてしまった。よほど気に入ったのかまるはんへそ曲がりのうなぎを食べてからというものうなぎが好物になったようだ。

小さな子供から大人まで魅了する隠れ家的名店、まるはんへそ曲がり。皆さんも是非予約の上一度訪れてはいかがだろうか。

藤枝太郎さんの投稿

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「ローカリティ!静岡」は、公益社団法人日本青年会議所東海地区静岡ブロック魅力あふれる静岡創造委員会と合同会社イーストタイムズが2024年3月31日に開催した、静岡の魅力を掘り起こし発信するワークショップ 「本当の魅力はあなたが知っている?!地元の魅力を発掘発信バズらせワークショップ」に参加した参加者のレポート(ハツレポ)を紹介しています。このワークショップは静岡県内の知られざる食の魅力を、情報発信スキルを学んだ上で、取材することを通じて、発掘・再発見しました。この取組みは、参加者の情報発信力を強化し、静岡県内の魅力を情報拡散することで、価値抽出と発信によって、静岡の郷土愛を持つ人を増やし、地域活性化につなげることを目指しています。

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