網走の水道水は衝撃的にうまい! 雪解け天然水がいつでもどこでも飲める 【北海道網走市】

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網走の水道水がうまい。2年前の移住初日のこと。水道の蛇口をひねって出てきた水がヒンヤリしていて気持ちがいい。その水を一口飲んでみて全身に衝撃が走った!「この水はなんだろう?」、口当たりのいい軟らかさ。すっと馴染むように喉を流れていく心地よさ。なんとも美味しい水なのだ。

網走の水道水がなぜこんなにうまいのか、その秘密は水源にあった。

「この水はなんだ?」たただなぬ美味しさ!

 網走の水道水はとにかく美味しい。日本各地に名水はあれど、網走では、雪解の湧水が蛇口をひねればすぐに飲める。こんな極上の水がいつでも自宅で飲めるのは、網走市民はなんとも幸せじゃないか。

2年前、この地に移住してきた初日、網走の水道水が美味しいことに驚いた。水道の蛇口をひねって出てきた水にふれてみるとヒンヤリしていて気持ちがいい。その水を一口飲んでみて全身に衝撃が走った。「この水はなんだ?」、口当たりの軟らかさ。すっと馴染むように喉を流れていく感じ。なんともいい水だ。ただならぬ美味しさなのだ。

網走市によると、市の水道水源は「藻琴山(もことやま)に降り積もった雪がとけて火山岩・火山岩層をくぐって地下から湧水する泉」だそうだ。なんとも贅沢な水源ではないか。大自然に磨かれた湧水が水源なのだ。美味しいのは言うまでもない。水道水源に湧水を使っているので、夏も冷たい極上の天然水が飲める。なんという贅沢か。

極上の湧水が自宅で飲める幸せ

網走市民に水道水のことを尋ねてみた。多くの市民はこの水道水の存在が当たり前になっているようで、この水道水がどれだけ美味しいかについて自覚していない様子だ。だが、ご高齢の方から「昔、藻琴山の湧水地だったか、そこの水利権だったか、網走市が買い上げたらしいよ。それでね、網走の水道水は藻琴山の湧水なんだね」という話を聞いた。この名水を買い上げた網走市よ、素晴らしい!万歳!

網走市によると「水源は飲料水としての水質をすでに十分に満たしており、従って、浄水処理は次亜塩素酸ナトリウムによる滅菌処理のみ」だそうだ。通常の浄水処理では薬品等による様々な処理が行われている。これらの処理を必要としない網走の水源がどれだけ上質であるかがうかがえる。

水道水は「大空町東藻琴(おおぞらちょうひがしもこと)の藻琴山の麓にある三つの水源地から、2本の導水管と呼ばれる太い管によって送られてきます。水源地から網走市内までは約30㎞の距離があり、水は約10時間かけて送られてきます」とのことで、湧水なので一年を通じて水温が低く安定しているのも美味しさの秘密である。

藻琴山の雪解け水が地層で磨かれて地上に湧きだすまでの永い時の流れ、その湧水が浄水場から30㎞もの導水管をくぐり抜ける長旅に想いを馳せながら、極上の湧水が自宅で飲める幸せに感謝して、今日も網走の水を思う存分味わおう。

【網走市上下水道ウェブサイト】

  • https://www.city.abashiri.hokkaido.jp/280josuido/ 
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