〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
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明治時代からお土産品として愛される東雲堂の「にわかせんぺい」
垂れ下がった眉、半分しか開いていないような目でおなじみの、博多のお土産と言えば、福岡市博多区に本社を置く「にわかせんぺい本舗東雲堂(とううんどう)」の「にわかせんぺい」。
明治39年(1906年)、今から110年以上前のこと、初代・高木喜七(たかぎ・きしち)が博多らしいお土産品の開発を考えていた際に巷で大流行しており、自身が大好きだった伝統芸能「博多仁和加(はかたにわか)」これをモチーフにお菓子を作ることを思いついたそうです。
「博多仁和加」とは約300年前の寛永年間から続く、福岡市指定無形民俗文化財の郷土芸能の即興笑劇です。劇に登場するにわか面をモチーフに「にわかせんぺい」は生まれました。一度見たら忘れられない、くすっと笑ってしまう、どこか懐かしい顔が特長です。
「にわかせんぺい」を目のところに持っていき、ポーズを取るのがお決まり!誰でもおもしろ顔の「博多仁和加」になれちゃいます。
小麦粉と卵をたっぷりと使って焼き上げるせんぺい。ほんのり香る卵の風味、やさしい甘さ、サクサクの食感、誰もが小さいときに食べたことのある、素朴で懐かしい味の「にわかせんぺい」です。
さんりおきゃらくたぁずと「にわかせんぺい」のコラボ
今回は、さんりおきゃらくたぁずとのコラボせんぺいがふるさと納税に登場しました。ハローキティ、マイメロディ、ケロケロケロッピ、ポムポムプリン、シナモロールの5つの人気キャラクターのせんぺいがあり、目元にせんぺいをあてれば誰でもキャラクターの顔になれちゃいます。
これまでも、アニメキャラクターや数々の芸能人とのコラボせんぺいを作ってきた東雲堂。アイドルやアーティストが福岡でコンサートをした時に「にわかせんぺい」を使ってひと笑いするなんてこともあるそうです。
顔の焼き印を変えただけで売れるのかと、実はコラボ商品の販売を不安に思っていた6代目の高木社長。「それが、思った以上の反響で驚きました」と笑顔でおっしゃいます。古くから愛されるせんぺいと現在の人気者がタッグを組んだ人気商品となっているそうです。
食べる楽しみ、遊べる楽しみ!!
「インスタグラムなんかにも写真を上げてくれている人がいるそうですよ」と、高木社長。インスタグラムで #にわかせんぺい で検索してみると2万件以上の投稿がありました。「遠近感を活かして撮るのがコツ」だそうです。
昔ながらの伝統的なお菓子を、現代の遊び方で楽しんでもらうことにより、再び脚光を浴びた「にわかせんぺい」。ぜひお集まりの際にお持ちいただき、大人も子どもも世代を超えて楽しんでもらいたい、そんな商品です。