大復活をとげた丹波篠山固有種のハス。カメの食害乗り越え咲き誇る【兵庫県丹波篠山市】

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筆者が8月初旬に書いた記事で紹介した、兵庫県丹波篠山市に残る国の史跡、篠山城跡の南堀の固有品種であるハスが最盛期を迎えています。

https://thelocality.net/hasuyomigaeru/(お堀のハスが復活!多くの協力者の力によってよみがえったハスが満開の季節を迎えています【兵庫県丹波篠山市】)

ハスの名所として昔から知られていた南堀でしたが、今世紀を迎えた頃から花が見られなくなりました。

市や近隣の大学の専門家などによる調査で、北米大陸から移入されたミシシッピアカミミガメ、いわゆる祭の縁日などで売られてきた通称・ミドリガメによる食害が原因とわかり、10年以上にわたる駆除が実り、全盛期に近い花の姿が復活しました。

今回は見事に咲き誇ったハスを見に再び訪れました。

市の専門家によると、この篠山城跡のハスは、いわゆる園芸品種と比べると花弁が少ないとのことで、したがってより大ぶりの花を咲かせるのだそうです。

子亀の時にはかわいいカメですが、やはりその国に本来は生息していなかった種を移入するというのは、とりわけ島国であり、より繊細な生態系を持つ日本では注意が必要なことです。

堀に広がるハスの花はやはり見ごたえがあり、カメラを手にした人たちが大勢見られました。

椛澤弘之

椛澤弘之

兵庫県丹波篠山市

第7期ハツレポーター

"東京都大田区で生まれ育ち、中学・高校時代は神奈川県茅ケ崎市で過ごす。
高卒後、旧ソビエト連邦を経てギリシャ共和国に渡り、サウンドエンジニアとしてミコノス島の劇場で働く。
欧州言語に興味を持ち、スイスの商業高校と州立大学で学ぶ。
帰国後、輸入雑貨買い付けの傍ら、レシピ復刻料理研究家、翻訳家(英・仏・独・伊・西)、写真家、ジャーナリストとして活動する。
現在は地方から世の中を見渡すため、兵庫県丹波篠山市在住。"

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