約1,000着ものドレスが選び放題!!色々な人たちの「思い」が詰まった写真を撮る!!ドレスリゾートこわくび(こわくびホテル)【秋田県大仙市】

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今回は秋田県大仙市にある「ドレスリゾートこわくび」を取材した。ここには約1,000着ものドレスが展示されており、そこから好きなものを選んで着用し撮影できる。ここはもともと宿泊業をメインに展開していたが、コロナ禍をきっかけに宿泊業を休業し、写真館として継続している。現在はSNSなどを通じて様々な層の方に利用されており、秋田の穴場スポットとして定着しつつある。そんなドレスリゾートこわくびの魅力に密着してみた!!

元々は地元有数の温泉旅館だったが、コロナ禍を機に転身

このドレスリゾートこわくびは「こわくびホテル」として宿泊業をメインに行っており、「ドレスリゾートこわくび」としては2003年から営業を始め、多くの人々に利用された。写真館がリニューアルしたのは2019年。装いも新たに前へ進もうとしたが、コロナ禍で国から休業要請が出され、それをきっかけに休業した。休業要請が解除された今でも宿泊業はストップしており、写真館をメインに営業を続けている。

ドレスリゾートこわくび館長の伊藤竜寛(いとう・たつひろ)さん(右)と女将の久子(ひさこ)さん(左)

コロナ禍でも、ウェディングやマタニティ、卒業・入学の写真撮影だけではなく、再婚された方の記念撮影やコスプレイヤーの撮影も行っており、コロナ禍後も幅広い年代層に利用されている。

撮影用のバーカウンター。元々ここは物置だったが新しい撮影ブースに改装された
自動販売機の横にはコスプレ用の衣装がズラリと並んでいる

およそ1,000着ものドレスが選べる「ドレス迷宮の森」

大広間を改装して作ったスタジオと衣装部屋にはおよそ1,000着ものドレスが置かれており、中には秋田を代表する女優、加藤夏希さんや佐々木希さんプロデュースのウェディングドレスや上戸彩さん、神田うのさん、ローラさんらがプロデュースしたドレスもある。1,000着のドレスが置かれている光景はまさに圧巻で「迷宮の森」と呼ぶにふさわしい場所である。

ドレス迷宮の森の様子
撮影ブース

ドレスリゾートこわくびは撮影料金が安く、通常の写真館ではフォトウェディングが20万円以上する場合もあるのに対して、フォトウェディングプランの基本料金が27,000円(土日祝29,000円)と非常にリーズナブルな値段となっている。

他にもドレス着放題プラン9,000円(土日祝10,000円)も用意。予約する際はどのプランも人数が2名以上が原則となっている。

さらには、お子様メインのプリプリプラン13,000円(土日祝14,000円)、おひとり様プランや屋外撮影コスプレプランなど、多彩なプランを用意している。

ドレス好きのお客様の中にはあらかじめカメラマンを連れて、ディズニープリンセスのスタイルでコーディネートして、様々なポーズを撮る方もいるとか。

ティアラやブーケなどの小道具も充実しており、ここで撮影するだけでお姫様気分を味わう事ができる。

ブーケの中には実際に結婚式で使ったものをお客様から譲り受けているものもあり、お店とお客様との信頼関係の深さがうかがえる。価格の手頃さに加え、そうした温かみや敷居の低さも幅広い年代層に支持されている要因でもある。

ティアラやブーケ等の小道具が充実しており、豪華絢爛な雰囲気を味わえる

コスプレイヤーがきっかけ。SNSを通して増えた利用者

前述の通り、ドレスリゾートこわくびはコスプレイヤーにも利用されている。当初SNSはあまり活用していなかったが、コロナ禍の頃にコスプレイヤーの利用者からX(旧Twitter)をすすめられたことで公式アカウントを開設。その後はFacebookやInstagram、Tiktok、Threads、LINEもはじめ、SNSを通して利用者が増え、関東圏からコスプレイヤーのグループが足を運んでいるとのこと。人気オンラインゲームの「刀剣乱舞」や週刊少年ジャンプの漫画作品のコスプレ撮影など、様々な要望に応えるなど、今はやりの「推し活」にも対応している。さらに仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズなどの特撮ヒーローの変身アイテムを持参してきた方もいるとか。

コスプレ用の小道具も多数置かれている

さまざまな事情を抱えた人たちも気軽に利用できる場所

宿泊業を行っていた頃から様々な利用者がここを訪れているが、中にはLGBTの方や体にコンプレックスがある方もドレスを着用して撮影したり、余命宣告がされた方の撮影も行ったりしている。

強首(こわくび)地域は旧日本軍の秋田十七連隊の駐屯地がかつて存在したこともあってか、年配の男性の方が旧日本兵のコスプレをして撮影したというケースもあり、秋田の歴史を感じさせる一面もある。

実際にLGBTの団体の方が撮影会を行ったこともあり、筆者も女装したドレス姿の男性の後ろ姿の映像を見せてもらったが、やはりどんな境遇の人間も気軽に利用できるのがこの写真館の魅力であると考える。

また、東日本大震災で被災した方々が以前ここを利用し、奇跡的に生還した方もいれば亡くなった方もいるとのこと。そんな人のために伊藤さんご夫妻は無料で被災者に写真を送ったこともあり、その時は「心を締め付けられるような気分だった」と語った。今でも被災地の方々とは交流があり、たまに写真を撮影しに来る方もいるとのこと。女将の久子さん曰く「写真を撮るということは色々な人の思いが詰まっている」のである。

ドレスの間に挟まる旧日本兵の衣装と刀

インバウンド向け観光コースの一つになるのが今後の目標

館長の竜寛さんは「これからの展望として秋田空港からのチャーター便を利用した大仙市の観光コースにドレスリゾートこわくびを取り入れてもらい、インバウンド向けの事業でも発展させて行きたい。現時点ではまだ実験段階ではあるものの、旅行会社との連携を深めていき新たな秋田の観光資源としてドレスリゾートこわくびをより多くの人々に利用してもらいたい」と語っており、そのためにはまず施設の維持とSNSを活用した宣伝、TV番組やラジオなどのマスメディアの露出をもっと増やしていくことが現状課題であるとも語った。

ドレスリゾートこわくびの新たな発展に期待したい。

情報

ドレスリゾートこわくび(こわくびホテル)

住所:〒019-2335 秋田県大仙市強首字上野台28-7
TEL:0187-77-2211
公式サイト URL:https://kowakubi-h.com/
メール:info-hp@kowakubi-h.com
公式X(旧Twitter):https://x.com/kowakubih
公式Facebook:https://www.facebook.com/kowakubi.h
公式Instagram:https://www.instagram.com/kowakubihotel/

亀田健太

亀田健太

1995年生まれ。生まれも育ちも秋田育ちで、大学時代に観光学科に所属してました。ローカリティ!の一員として秋田の魅力を発信していきます。

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