〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
梅や水戸納豆が名物の茨城県水戸市で、新たにIT技術をフル活用したトマト農園・ドロップファームがトマト好きや観光客の注目を集めています。ドロップファームは広々とした農地が広がり、栽培に適した寒暖差のある高台の地にあります。水と栄養分だけを通す「アイメック」という特殊なフィルムを土壌にしトマトを栽培、インターネットの通信機能を駆使して行う農業IoTでトマトを管理。雑味をとり瑞々しい高付加価値のトマトを栽培しています。そうして収穫したトマトを、真に求める顧客に通信販売や直売で提供しています。
銀座・日本橋三越で評判を呼び、トマトのさわやかな甘みや、苦みのない味わいがリピーターを増やしています。2022年の春からは、トマトジュースを外部委託から内製化するために自社工場を稼働させ、直売所も開設するなど総額約4億円の大型投資でさらなる「美容トマト」の普及を目指しています。
雑味なく甘み十分のトマト、トマトジュースを堪能
季節ごとに楽しめる4つの品種(小鈴、フルティカ、アイコ、イエローアイコ)を栽培しています。一般にも広く流通している品種ながら、「アイメック」という農業用の特殊フィルムを土壌に使用した栽培方法で育成しているため、青臭さや雑味がなく、食べやすく甘み満載のトマトとして贈答品にも人気です。トマトは最新技術を駆使した遠隔管理システムや徹底した糖度の管理などで生育されます。ハート形の箱に色とりどりのトマトが詰め込まれたハートBOXや、無添加・果汁100%の美容トマトジュースが一押しの品となっています。
「もっと身近な存在に」収穫体験、見学受け入れも推進
社長の三浦綾佳(みうら・あやか)さんは「全国にリピーターの方がおり、今後はお客様により身近な存在となるべく、直売所開設やジュースの自社生産化を行った」と想いを語ります。美容トマトの味や栄養価のファンになった人に、収穫体験や見学にも来てもらい、末永くドロップファームにかかわることができる仕組みをつくっています。三浦さんは弱冠20代にしてアパレル業などで抜群の販売成績を積み、「夫が広告代理店の仕事をしていて、私と夫のスキルを活かし、「楽しんでビジネスがしたい」というところでトマト栽培に巡り合いました」と笑顔で答えてくれました。こだわりある美容トマトの魅力をさらに広め、ドロップファームの仲間、愛好者とともに一層の飛躍を目指します。