缶詰超え!? 明太子屋がつくったボルシチが本気すぎた【福岡県福岡市・千葉県松戸市】

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明太子で知られる老舗「ふくや」が、かつて存在した人気ロシア料理店「ツンドラ」の味を再現。名物ボルシチを缶詰にしたその一品は、ゴロゴロ野菜と肉がたっぷり、煮崩れ知らずの本格派。900円(税込み)で納得のクオリティ。

「明太子屋のボルシチ」と聞いて半信半疑でまったく期待していなかった。そもそも「ボルシチ」に慣れ親しんでもない。しかし、どんな味なのか気になって開けてみた。缶を開けた瞬間から、いい意味で裏切られた。野菜も肉もゴロゴロとぜいたくに入り、煮崩れも一切ない。缶詰とは思えない本格的な味わいに、思わず「これ、おいしい」と声が出た。

そもそもなぜ、明太子で有名なふくやが「ボルシチ」を手がけているのか探ってみた。

福岡にあったロシア料理の名店『ツンドラ』の創業者である徳永初美さんは、1950年代に上京した際にロシア料理と出会い、その魅力に引かれた。一カ月間その店に泊まり込み修業を積んだ後、1960年に「ツンドラ」を開業。西洋料理店がまだ少なかった時代に、ロシアの伝統料理である「ボルシチ」は瞬く間に人気メニューとなった。

昭和の銀幕スターやプロ野球選手など、多くの人々に愛され、記憶に残る名店として61年間続いたが、2021年5月に惜しまれつつ閉店している。

実はこのボルシチ、ふくやが10年以上にわたって缶詰として販売していたことがある。だがツンドラの閉店に伴い、いったん販売は終了。その後、現オーナーがレトルト商品として販売していることを知ったふくやは、オーナーから話を聞き、缶詰としての復活に踏み切ったそうだ。

今回、この缶詰と出会えたのは筆者の自宅近くのディスカウントストアだった。定価900円(税込み)のところ300円以下で購入することができた。試しに買ったことが正解だった。

今後ふくやの「ボルシチ」缶詰を見つけた時は迷わず購入してしまうだろう。

情報

URL:https://www.fukuya.com/lp/tundra/?srsltid=AfmBOoomZ4ysEAMlJekl-bpecpUTu3d_jYpCneCSbXL8LUKTNdEhllDL

ツンドラのボルシチ グランマの味 定価 900 円(税込:税率8%)

森下文望

森下文望

東京都大田区生まれ、千葉県流山市育ち(2歳から千葉県民となり、現在も千葉県在住です。)
現在は2児の母となり、お酒(特にビール)と食べ歩きが好きで、地方へ遊びに行った際はそこの郷土料理や地ビールを楽しんでいます!

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