

第97回選抜高校野球大会に初出場し、優勝候補とも称される東洋大姫路に対して先制し、甲子園で堂々と戦った壱岐高校野球部。3月20日に、壱岐の地に帰ってきました。選手たちを出迎えるため、郷ノ浦町の港には大漁旗がはためき、「感動をありがとう」「また夏も連れてって!」と書かれたボードを手にした住民や保護者たちが大勢集結。
さらに、野球部OBや保護者たちが詰めかけ、港の駐車場は満車状態に!夕方、フェリーから選手たちが姿を見せると、待ちわびた島民たちの大歓声が響いた。疲れをにじませながらも、球児たちは笑顔で手を振り、温かい声援に応えた。
坂本監督「夏は自力で!」浦上主将「また甲子園へ!」

坂本徹監督は、温かい歓迎に感謝を伝えながら、次なる目標を力強く語った。
「たくさんの応援、そしてお出迎えありがとうございます。アルプスからの温かい声援のおかげで、のびのびと戦うことができました。力の差を痛感した試合でしたが、夏の大会には自力で出場できるように頑張ります!」
浦上脩吾主将も、応援してくれた島民たちへ力強く決意を表明。
「今日はお出迎えありがとうございます。目標だった甲子園で、皆さんの声援の中プレーできたことがうれしいです。また夏、皆さんを甲子園に連れて行けるようにがんばります!」
「また夏も連れてって!」応援団や保護者らが出迎え

大漁旗の間で、「感動をありがとう!」と書かれた横断幕や「ありがとう。また夏も連れてって!」と書かれたボードを掲げてお出迎え。センバツ甲子園を機に結成された壱岐高応援団からも、ねぎらいのエールが送られ、これまで緊張や疲れの表情を見せていた野球部メンバーも思わず笑顔になりました。
13泊14日の長旅から帰った壱岐校野球部を、駐車場が満車になるほど、多くの島民が出迎えました。すでに夏の甲子園への目標を語る姿に胸が熱くなりますが、まずはしっかりと休んで、家族との時間をゆっくり過ごしてほしいと思わずにはいられません。
写真はすべて2025年3月20日に筆者が撮影したもの