〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
兵庫県中東部の北播丹波地方に位置する「丹波篠山市」。市の中心には篠山城跡が鎮座し、周囲の城下町は隣接している京都の風情が感じられます。また四方を山に囲まれた盆地で、気温の寒暖差を活かした丹波黒大豆の生産地としても知られています。
焼ビーフンで有名な「ケンミン食品株式会社」の篠山工場では、神戸の本社に次いで2021年11月より冷凍ビーフンの自動販売機を設置して話題となっており、冷凍の丹波黒枝豆も購入可能です。
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安全で簡単な「焼ビーフン」で健康に貢献する「ケンミン食品」
中国南部が発祥とされる米粉を使用しためん「ビーフン」。「ケンミン食品株式会社」は、戦後、台湾や東南アジアから引き揚げた人々の要望に応えて日本で食べる習慣の無かった「ビーフン」を作ろうと1950年に創業。さらに「ビーフン」の調理方法がわからないという声に応えて、味付きの即席めん「ケンミン焼ビーフン」を1960年に発売しました。
今や国内ビーフン市場のシェア約50%と日本一。さらに「最も長く販売されている焼ビーフンブランド」として、2020年1月に「ケンミン焼ビーフン」がギネス世界記録に登録されるほどのロングセラーを誇っています。
世界記録になるほど長く愛され続けている理由として、「味付きのめんと水、肉や野菜などの具を入れてフライパンで炒めるだけなので調理が非常に簡単。また栄養がしっかりと採れて食事になるところが支持されている理由かと思います。手料理感もあり、健康にも配慮していて取り扱いの良い商品です」と、執行役員広報室長、田中国男(たなか・くにお)さん。
具材のハーモニーを引き立てる名脇役「行き着くところはお米」
その味も、基本の「鶏だし醤油」のほか、「こく旨塩」、「幻のカレー」など多種多様。時代のニーズによって、乾めん・冷凍食品など商品ラインアップは多彩になりました。しかしながら、「決してバリエーションをむやみに増やしたいわけではないんです」と田中さん。
「お米のめんということで、なんでも合うんです。野菜やお肉や魚介など具材の味を全て吸いこんで、一緒に食べられるところがビーフンの真骨頂なんです。互いの素材の良さを引き立てられる美味しさを作っていくことが大事です」と語ります。その一方で、「鶏だし醤油」はダシが効いているので、オイスターソースをかけて中華風、トマトジュースを使ってイタリア風などいろんな楽しみ方もあり「もはやめんじゃなく調味料です(笑)」とも。
さらには、「冷凍のビーフンは具材がすでに入っていますので、チンをするだけで簡単。厚みが薄いので冷凍庫にストックするのも大変便利です。また、自然解凍かレンジで短めに解凍して最後フライパンでサッと炒めると、さらに美味しく食べることができます」と、いずれの商品も一手間かけることで、無限の可能性を感じさせてくれます。
「ビーフン」で地域貢献、活性化を
全国各地のご当地素材を使った「47都道府ケンミン・焼ビーフンプロジェクト」をはじめ、サッカーJ1「ヴィッセル神戸」やプロ野球「オリックス・バファローズ」のパッケージなど、アイデア満載でさまざまな企画やイベントも実施。「社長をはじめ会社が新しいことに積極的なんです。兵庫県はもちろん、全国の地域活性化にも繋がる活動を今後も続けていきたいです」と、田中さんは話してくれました。