口に入れた瞬間感じる素材本来の味【北海道帯広市】

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〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜

厚めにカットして食べるとよりおいしさを堪能できる

北海道の自然の恵みを味わえる帯広市「クランベリー」のスイートポテト

冷凍のままスイートポテトを500wの電子レンジに入れて約9分後、「ポンッ」と可愛らしい音がした。レンジを開けると、蒸気から漂うさつまいもの甘い香り。ひと目見て驚いた。その大きさはまるで、十勝の広大な大地のよう。口に入れたその瞬間に感じるのは、さつまいものふんわりしたほのかな甘さ。

限りなく自然に近い味のスイートポテト

北海道帯広市にある「株式会社クランベリー」のスイートポテトは、十勝の自然の恵みを味わうことができるスイーツとして地元の方々に広く愛されています。

皮と表面の焦げ目が香ばしく、ほかほかの焼き芋を思わせるほっくり感。底の辺りにあるカスタードクリームは卵の風味が豊かで、絶妙な甘さとのバランスが良く、素朴な優しい味わいです。

時間をかけ丁寧に手作業で取り除かれる皮は、スイートポテトの容器に

2005年入社、本店店舗責任者の深沼由布佳(ふかぬま ゆうか)さんは、「甘さが控えめで自然の味を生かしているので食べやすい」と、初めて食べる方々にもクランベリーのスイートポテトをおすすめします。

「十勝は緑が多く空気がきれい。スイーツがおいしく、自然で育てられている牛や豚もブランドになっています」。北海道の自然が育んだ素材の美味しさが、クランベリーのスイートポテトの大きな強みだと、深沼さんはいいます。素材本来の味を生かすことで、クランベリーでは、限りなく自然に近い味のスイートポテトを生み出しています。

冷やして食べるとより味を感じられる

クランベリーの前身「洋菓子専門の店 アンデルセン」創業当時

クランベリーの創業は1972年。50年以上にわたり、帯広の地で洋菓子の製造・販売を続けてきました。1980年より百貨店の催事への出店も行い、スイートポテトの実演販売を全国で行っています。その数は年間延べ10ヶ所に及び、遠くは愛媛県松山市へ出向いたこともあります。時間帯によっては焼き立てのスイートポテトを購入できるとのこと。

「株式会社クランベリー」本店。2022年に創業50周年を迎える

焼き立ても美味しそうですが、「冷やして食べる方がより味を感じられると思います」と、深沼さん。一度食べたら忘れられないこの味は、温度の違いによる変化も楽しめるといいます。深沼さんおすすめの組み合わせはコーヒーですが、紅茶を淹れて牛乳を少し多めに加えたミルクティーとのペアリングもぴったりとのこと。

クランベリーのスイートポテトを味わい尽くす旅へと、早速出かけてみませんか?

ドリンクとのセットは500円(白樺通り店・弥生通り店でのみ飲食可)
エスタ店以外で販売しているソフトクリームは、幅広い年齢層の方々に人気
田畑詞子

田畑詞子

秋田県秋田市

第1期ハツレポーター

1978年秋田県生まれ。清泉女子大学文学部英語英文学科卒。東京で就職後、いったん帰秋。2017年、横浜在住時にライター養成講座に通い、その後地元秋田でWeb記事の取材・執筆活動に携わるようになる。
日々の暮らしをブログに綴ったり、親しい仲間や縁遠くなった友人へ手書きのZINEを書いて送ったりと、書くことが好き。エッセイや小説へも関心がある。