草木文様(くさきもんよう)【宮城県仙台市】

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名も知らぬ道端の野草、家家の庭を彩る植栽、町並みに潤いを与える街路樹。

日常の見慣れた風景に過ぎないが、ふと気になって目を凝らすと、そこには無限の美が潜んでいる。

花や茎、枝葉の形状と色彩。植物が織りなす造形美に人々は魅せられ、古くから工芸や衣服に施す文様のモチーフとして親しんできた。

散策の道すがら、心ひかれて撮りためた草木は数えきれない。自然の生み出すデザインは人間の模倣をはるかに超えている。

螺旋(らせん)を描く

雨上がり、水滴の衣をまとう

青の世界に踊る

接写が新たな造形を見い出す

緑の中で鮮烈な赤が映える

花の共演

黄色は春のやさしさ

風にそよぐ

道端にきらめく星々

※撮影・加工は全て筆者

佐瀬雅行

佐瀬雅行

宮城県仙台市

第7期ハツレポーター

仙台市在住。地方紙の写真記者として東北各地を取材する。2014年に独立、東北地方の風土などをテーマに撮影を続けている。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員

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