「自分を大切にすることを大事にしてほしい」久米島の癒しや魅力を情報発信する「みわまある」【沖縄県久米島】

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沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。

久米島の農家の方に野菜の販売を頼まれたことがきっかけで始まった「みわまある」

渡部さんが販売している、久米島のフルーツセット

久米島は沖縄本島から西に100 kmの位置にあり、飛行機で那覇から約30分かかります。人口約7000人で、美しい海やサンゴ礁の名所がたくさんあり「はての浜」や「畳石」など見どころ満点です。

この久米島で、インスタグラムを利用して情報発信を行っているホリスティックヘルスナビゲーター渡部美和子(わたなべ・みわこ)さんは、3年前に福島県会津若松市から移住してきました。

なれない土地での暮らしに悩み、「もう福島に帰ろう」と思ったこともあるそうです。

しかし、久米島の人たちがコロナ禍のため観光客を島に呼べずに苦労しているのを見て「久米島の魅力をインスタグラムで発信し、コロナ禍が終わってから観光に来てもらえる人を増やしたい」と思うようになりました。

同時期に久米島在住の農家の方に野菜の販売を頼まれ、渡部さんもやりたいなと思いインスタグラムを通じて野菜や果物の販売をはじめました。

様々なきっかけがあり、渡部さんは久米島で「ホリスティックヘルス」の活動を行い、情報発信とともに人々を健康に導きたいと思い「みわまある」をたちあげました。

「ホリスティックヘルスとは、「全体的」という意味をもち、(心、体、魂)全てを総合的に捉える考え方で、食事、運動、ストレス管理、心のケア、社会的なつながりなど、人の健康に影響を及ぼすあらゆる要素を考慮し、スピリチュアル(精神、心)な側面も重視して、全体的なバランスを追求することを目指すことです」と、教えてくれる渡部さん。

また、「みわまある」という屋号には

3つの輪が回るという思いがこめられています。

「心、体、魂だけではなく、生産者、消費者、わたしのつなげげ役の輪が回って、みんなが心がつながり、うれしいものをお届けして、生産者の方も喜ばれて、わたしもそのご縁をつないで幸せに感じることです」と、熱い思いを語ってくれました。

都会で疲れた人たちに「自分を大事にすることをしってほしい」

2023年10月9日、渡部さんの思いのこもったイベントが開催された。(渡部さんは一番右)

私たちは日々たくさんの情報に囲まれて暮らしています。また仕事や家事、育児などやらないといけないことに追われています。そんな忙しい日々を送っていると多少疲れていても無理をしたりして、知らず知らずのうちにストレスがたまっていきます。

そんなときは、海や山などの自然に行くとリフレッシュできます。「癒やし」というのも昨今の忙しい現代人には必要不可欠です。

「久米島の美しい自然には疲れた人をリフレッシュし、また忙しい日常に帰っていく力がある」と、渡部さんは語ります。

渡部さん自身、久米島は「ホリスティックヘルス」を保つのに最適な場所だと考えています。

そして2023年10月9日に渡部さんの念願だったパステルアートや音浴ヒーリングの体験会を開催しました。疲れた人たち、癒やしが欲しい人たちに久米島の素晴らしい自然の中で癒されて欲しいという渡部さんの思いのつまった活動は、これからも続きます。

精神性を表現したパステルアート 

みんなに元気になって欲しいという渡部さんの思い

「ホリスティックヘルス」を表現したイラスト

渡部さんのお話やインスタグラムに終始一貫しているのは、「心や身体が疲れた人に元気になって欲しい」という熱い思いです。

久米島を訪れた観光客が「久米島の美しい景色を見て心がゼロになり、またがんばれます」と言って本州へ帰っていくのを何度も見て、「疲れた人やストレスのある人たちが、ひとりでも多く久米島の景色を見て元気になって欲しい」と思っているそうです。

筆者は久米島に行ったことはありませんが、渡部さんのお話をお聞きして、それほどまでに人の心を動かす久米島に、ぜひ一度行ってみたいと思いました。

みわまある 渡部さんのインスタグラム

https://instagram.com/miwa.maaru?igshid=NGVhN2U2NjQ0Yg==

久松公代

久松公代

和歌山県和歌山市

編集部校閲記者

第5期ハツレポーター/京都府宇治市産まれ。社会福祉士。父は大阪出身、母は東京出身で子どものころから地域による言葉の違いや風習の違いを感じてきました。和歌山市に移住して18年たちます。暮らして気づく和歌山の良さを伝えて行きたいと思います。

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