〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
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水戸の老舗精肉店「肉のイイジマ」 使うのはA5ランクの常陸牛
茨城県水戸市に拠点を置き、地元の人々に親しまれている精肉店「肉のイイジマ」。水戸市というと、特産の納豆、テレビドラマで人気の「水戸黄門」、それに日本三名園の1つ、偕楽園(かいらくえん)などが思い浮かびます。
肉のイイジマは1963年の創業以来、常陸牛(ひたちぎゅう)を取り扱い、常陸牛の価値を高めてきた名門店です。数々の精肉関係の表彰を受け、レストラン経営や総菜販売も行っています。
肉のイイジマで扱う常陸牛は、A5ランクなどの高い格付けの牛肉です。きめ細かい肉質と、柔らかさ、豊かな風味がウリです。ドイツで3年に1度開かれる食肉業界最大規模の国際見本市で金賞に輝いたこともあります。
ちょっとしたぜいたくにも。普段のお惣菜としても人気の肉
茨城の肉用牛の歴史は、江戸末期、時の名君・徳川斉昭(とくがわ・なりあき)が黒牛を飼育したことに始まるといわれます。
肉のイイジマのイチオシ商品は「特選常陸牛サーロインステーキ用」です。黒毛和牛の美しい霜降りの肉は、濃厚な味わいの中にも優しさがあり、少しぜいたくをしたい時のごちそうにぴったりです。2007年からは、肉のイイジマに隣接する「イイジマDELI-1」(デリワン)などで総菜の調理・販売も手掛けており、牛肉を始めさまざまな肉料理のテイクアウトが楽しめます。
「本物の味を」、三大和牛に負けないための社長のこだわり
肉のイイジマは、現在の社長の飯島充(いいじま・みつる)さんの父親が創業しました。飯島さんは店のこだわりについて、「1番は『本物の味を届けたい』という思いからです。常陸牛のブランドを多くの方に知っていただきたい」と話し、笑顔を見せます。
知名度は全国の他のブランド牛に劣る常陸牛ですが、飯島さんにはその価値や認知度の向上に貢献し続けてきた誇りがあります。「常陸牛には日本三大和牛(松坂牛・神戸ビーフ・近江牛)に負けない味わいがあります」。
有限会社でしたが、2014年に株式会社化し、多角的な経営を続けています。今後は加熱済みの肉や冷凍総菜の配送も構想しているとのことです。地域を肉で元気にする、活発なお店の味を多くの人に満喫してほしいです。