静岡県伊豆半島北部の沼津市内浦地区と西浦地区では、1月下旬から2月にかけて「なのり」と呼ばれる海藻が食べられている。伊豆半島の限られた地域でしか採れない貴重な冬の味覚だ。
西浦の木負(きしょう)地区では、地元の人が昔から「なのり」を毎年収穫してきた。冬の冷たい海の中に入り、手作業で「なのり」を刈り採る漁が伝統だ。また、おじいちゃんおばあちゃんが一枚一枚手作業で丁寧に「なのり」を型に入れ、道端で「なのり」を天日干しする様子はこの時期ならではの光景だ。
地元では「なのり」をご飯にかけて食べるのが1番おいしい食べ方だと言われている。「なのり」を炙ってからバラバラにし、ご飯に振りかけ、醤油をかけたら完成!磯の香りと炙った香ばしい香りが口いっぱいに広がり、口の中がまるで海のようだ。ほどよい塩味で自然と箸が進む。簡単に作れてその上おいしい!
一枚一枚手作業で作られる伊豆の貴重な冬の味覚「なのり」を食べてみては。
海瀬龍さんの投稿
3 件のコメント
この3月、なのりを沼津で購入しましたが、いかなる海藻か分からず少し困っていました。
記事と写真でよく理解できました。
文章、写真ともにgood!
ありがとうございました🍊
東京に上京して35年になります。時々なのりとおんちゃん焼きそば(沼工のとなり)をふと思い出します。なのりが食べたくて検索してたらこの書き込みを見つけました。地元でなければ食べられない食材です。守ってもらいたいと思います。
ぎんさん、書き込みいただきありがとうございます!懐かしい地元の話題を調べてたどり着いていただいたとのこと。他にもたくさんの記事がありますので、折にふれ遊びに来てくださいませ!!ローカリティ!編集部より