佐賀のご当地グルメの一つ「シシリアンライス」は、ご飯の上に炒めた肉と生野菜、マヨネーズを平たい皿に盛り付けるという料理で、この形に沿っていれば使う具材は何を使用しても良いとされている。喫茶店を中心に提供されることが多く、家庭料理としても楽しまれている一面もあるシシリアンライスだが、名前の由来やどこから生まれたのかは未だ不明となっている。
目次
シシリアンライスの基本形を紹介
シシリアンライスは家庭でも簡単に作れる料理で、温かいご飯に炒めた肉と生野菜をのせてマヨネーズをかけたものが基本形です。肉の種類や野菜は何を使用してもOKというもので、作り手によって味も見た目も異なります。
牛肉以外にも豚肉や鶏肉を使う例もあり、高級店では佐賀牛のステーキをのせることもあります。また、イノシシの肉を使ったシシリアンライスも存在し、バリエーション豊富な料理です。
シシリアンライスの由来や誕生について
シシリアンライスは1975年ごろに佐賀市の喫茶店を中心に提供され始めたと言われています。その後、2008年前後から佐賀のご当地グルメとして取り上げられるようになり、一気にその名は広がりました。
賄いとして従業員にありあわせのもので作って提供していたことが誕生のルーツとされており、あまりにも好評だったため、見た目を整えてメニューに加えたと言われています。
また、名前についても当時流行していた映画『ゴッドファーザー』のロケ地であるシチリア島から名付けられたという説や隣の長崎県のご当地グルメである「トルコライス」に対抗して名付けられたともされています。
アレンジ自由なレシピを家庭でも
10年ごろまでは佐賀市内で30軒ほどしか提供されてなかったシシリアンライスですが、現在は関東地方の飲食店でも提供されるなどの広がりを見せているそうで、お店によっては裏メニューとしてシシリアンライスを置いているところもあります。
アレンジ自由なレシピだからこそ、自分好みに変えやすいという利点だけでなく、冷蔵庫の中身を整理したいという悩みもシシリアンライスという選択肢があるだけで楽しく、おいしく解決することが出来ます。
スパイスを加えたり、温泉卵をのせてみたり、あなただけのシシリアンライスをこの機会に作ってみてはいかがでしょうか。