香川県において、夏のうどんメニューとして「すだちひやひや」は広く認知されており、多くの店舗で提供されています。このメニューは、徳島県産のすだちと讃岐うどんを組み合わせた一品であり、県内の人々から深く愛されています。その中でも、特に「松ゆき」の「すだちひやひや」は絶品で、夏にぴったりの爽やかな味わいです。

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四国の魅力をかけ合わせたメニュー
「すだちひやひや」は、冷たいだしにたっぷりのすだちを浮かべた夏限定のうどんメニューです。すだちの酸味と香りがだしの風味を引き立て、暑い季節でも食欲をそそります。見た目の鮮やかさに加え、口に含んだ時の爽快感から、夏バテ気味の時にも心地よく楽しめる一杯として不動の人気があります。
すだちは徳島県が主要な産地であり、香川県内の多くのうどん店でも徳島産を使用しています。讃岐うどんのコシの強さや優しいだしに、徳島産すだちの爽やかな酸味が加わることで、地域を越えた特産品同士の組み合わせが生まれました。
讃岐うどんの名店「松ゆき」
三豊(みとよ)市にある「松ゆき」は、地元の人々から親しまれる人気のうどん店です。看板メニューのひとつであるとり天をはじめ、揚げたての天ぷらが評判です。さらに、ぶっかけやあんかけなど幅広いメニューも揃い、訪れる人を飽きさせません。
立地の面でも魅力があります。「松ゆき」は JR詫間駅(たくまえき)から徒歩数分(約275メートル) とアクセスが良く、電車で訪れやすいのが特徴です。香川県では多くのうどん店が車での来店を前提にしているため、駅から歩いて行ける名店は限られています。その意味でも松ゆきは、観光客や公共交通を利用する人にとって貴重な存在といえます。
特に人気の逸品「すだちひやひや」
そんな「松ゆき」で提供されている「すだちひやひや」は、うどんのスープ一面に薄切りの皮付きすだちが並べられているのが特徴です。実際に食べてみると、冷たいだしは他のメニューよりもかつお節の風味がしっかりと感じられました。すだちの爽やかさがだし全体に広がり、つい飲み干してしまう後味の軽やかさでした。さらに、天ぷらをだしに浸して食べると、揚げ物のうまみと爽やかな酸味が合わさり、さっぱりとしながらも満足感のある味わいに変化します。夏に食欲が落ちた時でも、自然と箸が進む一杯だと実感しました。讃岐うどんの名店「松ゆき」は「すだちひやひや」を筆頭に、これからも地元民や観光客など多くの人に親しまれていくことでしょう。
また、すっかり「松ゆき」に魅了されている私は、今年の年末も限定の「持ち帰り用年越しうどんセット」をいただく予定です。
写真はすべて筆者撮影
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