〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
宮城県登米市の登米ライスサービスは、自然農法や無農薬栽培、減農薬栽培など、環境への 負荷が少なく、食べる人にとっても安全安心なお米づくりに力を入れています。営業を担当する 千葉真樹さんに、農業のプロであり「愛すべき」人たちでもあるという生産者の方々とともに歩む、安全安心なお米づくりへの想いを伺いました。
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美しい田園風景がどこまでも広がるまち
登米市は宮城県北部に位置し、約7万6千人の人々が暮らしています(2022年4月末時点)。 市を代表する景色と言えば、どこまでも広がる田園風景。県外出身の千葉さんも、初めて登米に 来た時にはその広大さに圧倒されたと言います。「田植えを終えた直後、水鏡になった田んぼに早苗の揺れる風景はとても美しいですよ」 米どころで知られる宮城県の中でも特に稲作が盛んな地域で、登米ライスサービスのお米はつくられています。
安心安全を支える生産者組織「百粒会」
登米ライスサービスが長年力を入れてきたのは、自然農法や無農薬栽培、減農薬栽培など、環境にやさしい、安心安全なお米づくりです。これらの取り組みは通常の稲作に比べると多くの手間がかかるだけでなく、高度なノウハウも求められます。決して簡単ではない取り組 みを支えているのは、「百粒会(ひゃくりゅうかい)」と言う生産者組織です。
百粒会は、登米市内を中心におよそ120人の米農家で構成されています。数十年にわたり稲 作と向き合い続けてきた大ベテランから、30歳台の若手までが集います。さまざまな勉強会を開いてきたほか、近年の気象の変化に対応するための方法や、育苗の改良方法などについて情報交換するなど、日頃からのやり取りも活発です。和気あいあいとした雰囲気の中、若手とベテランがそれぞれの経験やアイデアを伝え合う場になっているといいます。 千葉さんは「とにかく皆さんのお人柄が素晴らしく、米作りに対して誠実です。安心してお任せできる信頼関係が築けていると思います」と微笑みます。
地域農業の将来を真剣に考え、米に深い愛情を注ぐ
百粒会のメンバーは、米作りそのものだけでなく、地域の農業の将来も、皆真剣に考えていると いいます。後継者不足に悩まされる農家が多い中でも、会のメンバーが担い手となり、地域の農地を守り続けています。地域の農地環境を守ることは、登米ライスサービスがこだわってきた安心安全なお米づくりに欠かせないもの。それぞれの農地だけでなく、地域の農業全体にも熱い想いを持った生産者が手掛けているのが、登米ライスサービスの届けるお米なのです。千葉さんは「愛すべき生産者の方々が、深い愛情を注いで育てたお米です。ぜひ味わってみてください」とメッセージを込めました。