日本と韓国の国境の島・対馬。長崎県対馬市のご当地B級グルメ「とんちゃん」は、韓国から伝わり、対馬で日本人の好む味に改良された人気料理です。対馬市内のスーパーやお土産屋さんでもパックで販売されています。
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国境の島・対馬
対馬は⽇本と韓国の狭間にある国境の島です。朝鮮半島との間に位置し、古くから貿易などの交流が盛んに行われていました。また現在も対馬と韓国の釜山を結ぶ国際フェリーがあり、文化、経済、教育の活発な交流が行われています。
2023年2月には新型コロナの影響などで運休していた対馬と韓国を結ぶ国際航路が約3年ぶりに再開されたことも、話題になりました。
対馬のB級グルメ「とんちゃん」
「とんちゃん」は、豚肉を味噌・醤油・ニンニク・唐辛子などで作ったタレに漬け込んで味をつけた料理です。戦後に対馬在住の韓国人が食べていたのが島内に広がったと言われています。対馬では定食屋や居酒屋などの飲食店で食べられるほか、スーパーやお土産店にも冷凍パックになって売られています。
私の推し「とんちゃん」は?
「とんちゃん」は約10社以上で製造されており、味付けや肉の部位が違ったり、鶏肉や魚介類を使ったものもあります。島民もそれぞれに好きなメーカーがあるそうです。お土産屋さんやスーパーでも数種類が並べて販売されていました。
スーパーで偶然居合わせた一人の対馬島民に推しとんちゃんを聞いてみたところ、味付けが好みとのことで「村元のとんちゃん」をおすすめされ、お土産として持ち帰りました。調味液に付け込まれたお肉はとても柔らかく、甘辛い味付けで、まさに日本と韓国の良さを融合させた国境の味でした。
写真は全て2023年8月筆者撮影
対馬観光物産協会ホームページ