沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。
沖縄県座間味島は慶良間(けらま)諸島と呼ばれる複数の島の内の1つで、諸島全体が国立公園に指定されています。青々とした木々や色とりどりの花はもちろん、古き良き素朴な沖縄を感じられる場所です。
「ケラマブルー」と呼ばれる透明度の高い海は、ダイビングの聖地として人気を博しており、時期になるとウミガメの産卵やザトウクジラも出産や子育てをしに来る楽園です。
今回は座間味港東側ターミナルにある、ざまみむん市場で店長を務める真島仁美(ましま・ひとみ)さんにお話を伺いました。
たまたまたどり着いた座間味島でケラマブルーに魅せられて
ざまみむん市場は2013年に島の観光協会から民間に運営・管理を委託された島のお土産屋さんです。真島さんは委託当初から市場に関わってきました。
「私は東京出身ですが、約20年前に移住しました。元々ダイビングの仕事をしたいと考えていた時に、たまたま求人があってたどり着いたのが座間味島でした。ケラマブルーに魅せられましたね」
数々の島に囲まれている座間味島はダイビングポイントが多くあり、島のいろんな海を見ることができます。時にはマンタが現れ、一緒に泳ぐこともできるんだとか。
真島さんは海の案内役を引退した後、ざまみむん市場で島の案内役も担います。
「ざまみむん市場は港にあるので、観光客に島内のことを聞かれることも多く、分かる範囲でお伝えしています。島の常連はダイビング、シュノーケル、サップなどマリンスポーツを楽しんだり、外国の方が泳ぎに来たりと楽しみ方は色々ですね」
季節的に夏は忙しいですが、良い感じにのんびりと暮らしていると真島さんは言います。
ここでしか買えません!島を出る前にお忘れなきよう
「ざまみむん市場は現在、16事業者が出品しています。Tシャツ、ステッカー、マグネット、ポストカード、もずく商品と多種多様なお土産があり、観光客がお土産として購入するだけでなく地元の方が贈り物として購入する場合もあります」
他にも島の商工会女性部のススキのほうきや、プロの写真家の海中本やホエールウォッチング協会の手拭いなど、商品の幅が広いことも特徴です。
実は真島さんも出品する事業者の一人。亀モチーフデザインのTシャツやステッカーに、お手製のコースターや財布などの布小物を出品しています。
「今後はオンラインで販売するなどデジタル化を進めつつ、ここでしか買えない良さも残していきたいです。ざまみむん市場があることを周知して、島の滞在の1クッションとしての場所になれば良いなと思っています。こんなお土産屋さんがあると認識してもらえるようになりたいです」
島での滞在が終わり、船に乗って出てしまう前に座間味港の東側ターミナルにある、ざまみむん市場で島の思い出を持って帰る。そんな有効な時間の使い方をしてみてはいかがでしょうか?