網走には江戸時代に本州から移植された漆の木の子孫が残っています。網走うるしの会ではその漆を残すために草刈りをしたり移植したりする活動をしています。もちろん採取した漆で漆塗りもしています。
漆の魅力はどんな素材にも工夫すれば塗ることができることです。欠けた器の再生(金継ぎ)など、ずっと大事な器を使い続けることが出来るのです。
私は、木地(きじ)を漆で拭きあげる拭き漆(ふきうるし)を体験してみました。
塗って漆風呂(漆を乾燥させる専用設備)に入れる。これを最低10回ほど繰り返します。
この漆を塗った食器で食べた時の感動。
スプーンが口にあたった時に漆の艶々した感触が伝わってきます。
お弁当箱には殺菌作用もあるそうです。
網走において漆はまだたくさん採取出来ないとの事ですが、網走で漆が採取できる事や網走産漆があるということをたくさんの人に知って欲しいです。
情報
網走うるしの会
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廣木 紀美子さんの投稿