「首都圏近郊なのに、1Kマンションが100万円台で買える」――。
千葉県・御宿エリアで“激安物件”が注目を集めている。
夢の別荘暮らしが現実になる一方で、その安さの裏には地方の住宅問題が凝縮されていた。

目次
100万円台の1Kが“現実に売られている”街
御宿町周辺では、中古マンションの売買データを見ると過去の取引価格が100万円台から確認できる物件もあり、「本当にこの価格で買えるのか」と驚く声が上がっている。
いわゆる“リゾートマンション”として建てられた物件が多く、海や観光地に近い立地も珍しくない。
物件情報サイトでも御宿町の中古マンションが多数掲載されており、「1000万円以下」で探せる選択肢が目立つ。
なぜ、こんなに安いのか
価格が下がる背景として指摘されるのは、主に3つだ。
① 築年数の経過と“リゾート需要の変化”
御宿周辺には1970~90年代に建ったマンションも多い。当時の別荘ブームから時代が変わり、「使わなくなった部屋を手放したい」所有者が増えると、価格は下がりやすい。
② 空室増加と“売りたい人の多さ”
マンションが増えすぎると、需要より供給が上回り、値下がりが起きやすい。「売れるなら安くても手放したい」という心理が働くケースもある。
③ “購入価格”より重いランニングコスト
重要なのは、買った後に発生する管理費・修繕積立金・固定資産税といった負担だ。「100万円で買える」だけで飛びつくと、毎月の支払いが家計を圧迫する可能性もある。
安い=チャンス? “二拠点生活”の入り口として注目も
一方で、この価格帯は“夢が現実になる”ラインでもある。
近年はリモートワークや週末移住も広がり、御宿のように海に近いエリアは「暮らしの質」を求める層から再評価されている。
リゾート不動産として御宿エリアの物件を扱う事業者もあり、一定のニーズがあるのも事実だ。「まず小さな部屋を拠点にして、週末の滞在から始める」という選択肢は現実味を帯びてきた。
“異変”の正体は、地方住宅問題の縮図
ただし、この現象は単なる「お得物件」では終わらない。住宅価格の下落が続けば、空室が増え、管理組合の維持が難しくなる。修繕が進まなければ建物の価値はさらに下がり、売却も困難になる――。
こうした負のループは、地方の空き家問題と同じ構造だ。
御宿で見える「1Kが100万円」という衝撃は、“家が余る時代”のリアルを突きつけている。御宿の激安1Kは、確かに魅力的に見える。だがその価格は、“住まいの価値が下がる現実”と表裏一体だ。
100万円で買える家がある時代。その裏で、維持できない家が増えている。
御宿で起きている“住宅価格の異変”は、地方の未来を先取りしているのかもしれない。
<参考サイト>
■ マンションレビュー(https://www.mansion-review.jp/)
・マンション価格・取引価格の目安(御宿町のマンション一覧)
■ SUUMO(https://x.gd/TiCxn)
・御宿町の中古マンション(価格帯・件数・間取りが見られる)
■ LIFULL HOME’S(https://x.gd/cYWW2)
・御宿町の中古マンション(1000万円以下などで絞り込み可)
■ リゾートマンション系(御宿・外房エリアのリゾート物件情報)
(https://www.angel-f.com/onjuku)(https://kaiganfudosan.com/mansion/)
・御宿周辺のリゾートマンション取扱(価格感・物件特徴の参考)





