11月の記事をふり返る ー 編集長コラム

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今日は大みそか。

11月の記事を並べて読んでみると、あらためて気づかされます。

ローカリティ!に集まっているのは、出来事の説明や情報量ではなく、その場に立った人が現場で感じた時間や感覚なのだということを。

歩いて初めて出会う記憶。山や滝の前に立って、体で受け取る風景。人の手によって受け継がれてきた営みや文化。そして、日常の中でふと世界の見え方が変わる瞬間。

どの記事にも共通しているのは、「行って、見て、感じた」ことが、そのまま言葉になっている点です。現場性が伝わるからAIにはできない表現になる。だから読む側にも印象が残ります。11月の記事には、そんなローカリティ!らしさが、はっきりと表れていました。

現場を歩くことで立ち上がる「記憶」と「時間」

テーマそのものが面白く、歩くという行為が、そのまま記憶に触れていく記事です。

現場に行って書いていること自体に価値があり、写真からも、その場の空気が伝わってきます.

「論文」にはできない現場性のあるレポート、確かに残す意味のある、すばらしいレポートです。
足を運び、立ち止まり、そこに積み重なった時間を感じ取る記事たちです。

歩いて登って、心や体で感じる風景

ローカルの豊かさが、無理のない言葉で表現されています。

現場性と、驚き・発見・感動がしっかりと伝わってきます。

景色を見るだけでなく、歩き、登り、感じることで風景になるローカルを感じます。

暮らしの中の発見と、小さな革命

身近な話でありながら、普遍性の高い視点が印象に残る記事です。森田さんのはじめての記事、今後も楽しみです。

日常の中にある現場だからこそ、そこに立つことの価値がよく伝わってきます。気づけば、世界の見え方が少し変わっている。そんな瞬間を切り取った記事たちです。

人の営みがつなぐ文化と歴史

体験した人にしかわからないことを、丁寧に言葉にした、ローカリティ!らしい一本です。平戸藩6万石のうち約2万石を壱岐が支えていたとは!

「私」に出会い直す場所と表現

一人の人の物語を深く取材し、やさしさには価値があることを静かに伝えています。

英語で落語!いいですね。

旅先で出会う文化と物語

これからも、阿部さんの世界各地の記事が並んでいくことを期待します!

ライオンの鼻先に観音堂があるなんて!!また、望遠鏡を設置する場に立ち会えたその現場を記事にしてくれてありがとうございます。

食とローカルカルチャーの現在地

なごやんは70年近い歴史があるんですね。

たくちゃんせんせーの世界観が、そのまま店の空気感として伝わってきます。ローカルフードは土地と今の時間が交差する感覚がありますね。

もてなしの現場に宿る人の力

飯坂温泉は情緒あふれる温泉街ですよね。上野さんが訪れた現場性と驚き・発見・感動があり、AIではなく人にしか書けない体験だと感じさせられます。

2025年に積み重なってきたもの

2025年のまとめとして、手元の集計では記事総数は730〜750弱。
昨年より数はやや少ないものの、スクール記事が減り、通常のハツレポや編集オリジナル、「時代の開拓者たち」の記事は大きく増えました。

ローカリティ!は5周年を迎え、月間60万PVを記録した月があったり、Gunosyへの配信も始まりました。現在、慶應義塾大学大学院メディア研究科との共同研究も進んでいます。

こうして振り返ると、現場に足を運び、感じたことを言葉にする記事が積み重なり、ローカリティ!がメディアとして確かな輪郭を持ち始めた一年だったと感じます。

年末に記事を読み返しながら、この積み重ねを、また来年につなげていけたらと思います。

今年も一年、ありがとうございました。

来年も、それぞれの現場で生まれた言葉に出会えることを楽しみにしています。

ローカリティ!編集部

ローカリティ!編集部

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