12月の記事をふり返る ー 編集長コラム

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新しい年が明けてあっという間に一カ月が経ちました。時の流れの速さに驚かされるばかりですが、ここで12月に公開された記事をあらためて振り返ります。

12月の記事を並べてみると、「歩く」「旅する」「受け継ぐ」「選び続ける」といった行為が、多くの記事の軸になっていることに気づきます。

大きな出来事を追うというより、現場に立ち、自分の感覚で確かめた時間を、そのまま言葉にしている。12月は、そんな記事が多く並んだ月でした。

歩いて見えてくる、街と時間の層

街を歩き、建物を見上げ、線路跡をたどる。
同じ「歩く」という行為でも、見えてくるものは場所ごとに違います。
足を運ぶことで初めて立ち上がる、街や土地の時間の重なりが、静かに描かれていました。

異なる日常に身を置いて感じた、文化と距離感

異なる文化や風景の中に身を置くことで、世界の広さと同時に、自分自身の立ち位置も見えてきます。
阿部さんの写真の美しさにも表現されている旅先での体験が、単なる観光ではなく感覚として残る記事です。

それぞれの体験が、仕事と営みになっていく

日々の体験や、迷いながらの選択、そして小さな積み重ね。
そうした一つひとつが、「仕事」や「営み」になっていくことがあります。

人と人との距離が近いローカルだからこそ、その温度や息づかいまで伝わってくる。
大きな成功談ではなく、続けていくことそのものに価値があることを感じさせてくれる記事です。

記憶を受け継ぎ、語り直す現場

荒浜にはローカリティのルーツがあります。まさに私が書きたい記事でした。

震災の記憶、歴史の痕跡、妖怪の伝承。
過去の出来事は、形を変えながら、今の場所に残り続けています。
現地に立ち、語られる声に耳を傾けることで、
記憶が“今の物語”として立ち上がってくる記事です。

社会と向き合う、個人の声

大きな社会の動きの中で、一人ひとりは何を選び、どう行動しているのか。
簡単に答えの出ない問いを、個人の言葉や実践を通して考えさせられる記事でした。

声だけを拾うのではなく、活動の現場にも実際に足を運びながら伝える。
ローカリティ!の報道姿勢が、そのまま表れている記事です。

鉄道が運ぶ、時間と感情

久田さんの記事はまるで実況レポートですね!おもしろい!

電車に乗ること。
機関車のお引っ越し。

ただの移動や作業のように見えて、そこには、人が過ごしてきた時間や、
積み重ねてきた技術、そして、ふと胸に残る感情が重なっています。

鉄道が運ぶ時間や感情でつながっていくものがある。
そんなことを静かに思い出させてくれる記事たちです。

文化を、次の世代へひらく

文化は、教え込まれるものではなく、触れ直すことで、自分のものになっていく。
若い世代や新しい視点を通して、文化が今につながる様子が描かれています。

小さな物語の集合体は結果として力を持つ

12月の記事を通して見えてきたのは、一つひとつはとても小さなストーリーだということです。

けれど、その小さなストーリーが集まり、動き続けることで、やがて大きな流れになっていく。大きな物語に飲み込まれるのではなく、小さな物語の集合体が、結果として力を持つ。ローカリティ!に集まっている記事は、まさにその過程の記録なのだと感じます。
この積み重ねを、また次の月、次の年へとつなげていけたらと思います。

ローカリティ!編集部

ローカリティ!編集部

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