〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
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「海・山・川」の大自然に「歴史」の四拍子揃った本土最南端の町
手つかずの自然が残る観光地として近年注目の「鹿児島県・南大隅町(みなみおおすみちょう)」。この町は、エジプトのカイロやインドのニューデリーと同じ、北緯31度線を通る大隅半島の南部に位置し、日本本土最南端の町として知られています。三方を海に囲まれ、南国らしい豊かな自然が魅力的な町です。
一方で、沖合には鉄砲伝来で有名な種子島を望み、南大隅町の根占港は、かつて「大航海時代」にはポルトガル人の交易船が訪れた港でもありました。訪問した南蛮船を係留したという巨樹「大楠(おおくす)」も現存しています。キリスト教布教で有名なフランシスコ=ザビエルを日本に案内した人物とされるヤジロウ(アンジロウ)は、大隅出身という説もあります。さらに幕末・薩英戦争時の砲台跡「台場公園」が残されていたり、西郷隆盛がよく滞在したという家屋も残されています。
南大隅町は、自然の素晴らしさと共に、歴史ロマンもたっぷり味わえる町です。
太陽の恵みと人の愛情が詰まった町の特産物「絶品マンゴー」
そんな人口7000人ほどの小さな町に、「かごしま・明るい農園」の佐多農園があります。「かごしま・明るい農園」は、2015年に鹿児島県霧島市で創業しました。
佐多農園では、平均気温が20度を超えるという亜熱帯の温暖な気候のもと、栄養満点の南国果実であるマンゴー・パイナップル・パッションフルーツなどを生産しています。特にマンゴーは、この地域の特産品です。多くの生産農家が、我が子を扱うように、一つ一つ手塩にかけて大切に育てています。南国ならではの彩り豊かなラインナップは、視覚も味覚も捉えて離さない魅力に溢れています。
天の恵みと人の愛情が存分に詰まった絶品マンゴー。果汁たっぷりなとろけるようなおいしさ満点、栄養満点の完熟マンゴーは、まさにこの町の誇りなのです。
「微笑みで食べていただきたい!」
「かごしま・明るい農園」を創業された社長・德田まり子さんは、40年務めた仕事を退職後、まったく未経験だった果樹栽培という仕事を家族で始められたと言います。自然に左右される農業、その上未経験となれば、その苦労も想像に難くありません。
「ハウス栽培なので、台風や風雨でかなりの被害を受けたこともあった」と徳田さん。そんな苦難を乗り越えながら、「大変な時期もありましたが、新たな人との出会いがあったり、モノづくりに関することすべてが新鮮な体験で、毎日が勉強です」と語っていただきました。
さらに、今回ご紹介のマンゴーについては、「ぜひ南国・鹿児島を思い浮かべながら、微笑みで食べていただきたい」と粋な言葉をいただきました。
来年からは新商品としてアボカドを出荷予定とのこと。まさに鹿児島・南大隈町の、魅力発信伝道師とも言える「かごしま・明るい農園」さんの物語は、まだまだ続きがありそうです。この南国の魅力がたっぷり詰まった絶品マンゴーを、ぜひ皆さんも味わってみてください。