「アマゾンに行って、ピラルクを釣りたい!」少年時代にそう思ったことはありますか?筆者はありません。しかしその夢を忘れることなく成長した1人の男性がいます。中野正人(なかの まさと)さんです。
船乗りとして働いていた中野さんは、休日になると釣りたい魚を目指し、日本全国を飛び回っていました。その拠点のうちのひとつが、筆者の住む長崎県壱岐市です。
2022年に「仕事を辞めてアマゾンに行く」と宣言し、2年の歳月をかけアマゾンへ向かう準備を整えました。そしてついに2024年冬、夢をかなえる旅へ出る中野さんのお見送り会が壱岐市で開催されました。
中野さんは「探せば情報がなんでも手に入る時代だけど、万全の情報を持って夢をかなえても、意味がない。昔の人は情報なしに行けたんだから、それを俺もしたい」と話します。
それはつまり「アマゾンでピラルクを釣る夢」は、「結果至上主義」ではなく、「経過も重要だ」という中野さんの信念なのです。
2024年12月4日からアマゾンへの片道切符を握り、旅立った中野さん。無事に念願のピラルクを釣り、夢をかなえて日本に帰ってくることを願うばかりです。