私の夫の実家がある山口県へ帰省中に、夫の友人から「釣りを体験してもらいたい!」と誘っていただき、初めての船釣り体験へ。お世話になったのは、山口県下関市(しものせきし)にある、「遊漁船 Dreamer’s High」のTAKUさんの船です。
5:30に港に集合、まだ夜明け前です。徐々に夜が明け、すがすがしい朝日が!海風を浴びながら朝日を拝む、それだけでも満たされた気持ちに。
船に揺られポイントに到着し、私たちが挑戦したのは、タイラバという釣り方法。
タイラバとは、タイを釣るために特化したルアーの形状の総称で、なおかつ、それを使った釣りの事を指すそう。その釣り手法は、ルアーを海底70mほどまで沈め、一定の速度で指定のポイントまで引き上げる、そして沈めるの繰り返し。
まともに釣りをしたことがなく釣れるか不安がる私たちに、船長のTAKUさんは、「釣れるまで帰らせないから、覚悟して!」と頼もしい一言を言い放つ。元々サラリーマンをしていたというTAKUさんは、釣り好きが高じて釣り船の船長さんになったとのこと。10代の頃には船の免許を取得していたというから驚きです。
出港から数時間後には、ドコドコと釣れはじめ、私にも当たりが!最初に釣れたのは、タイラバの由来の通り鯛(チダイ)でした。70mの海底から引き上げる作業は、スリルと忍耐が共存する感じでアドレナリンが出てきます。
そこから、ホウボウ2匹や、ウッカリカサゴ、イトヨリダイなどがたくさん釣れました。
頭の骨が固いことから昔から子供の成長に伴ったお祝いなどに良く食べられていて、高級魚といわれているホウボウは、水揚げされるときに、ボウボウ!と声をあげることが名前の由来になった説があるんだとか。目の前で一生懸命声を上げる姿は可愛くもあり、切なくもありました。ヒレが緑と青色なのも孔雀のようでおしゃれです
その後もポイントをたくさん移動しながら、TAKUさんは私達が音を上げる16:00頃までの計10時間半、初めての釣りに付き合ってくれました。4人で釣れた数は、35匹と想像を超える大漁!
普段立派なお魚を捌く機会はあまりないので、帰宅後はYou Tubeを見ながら3人がかりで必死の解体でクタクタに。
しかし、自分たちで釣った新鮮なお魚は、プリプリでとっても美味しく、帰省の良い思い出になりました。普段しない挑戦をたまにしてみることは大切ですね。知らない世界が垣間見れてとても楽しい1日でした。
釣り船は敷居が高いイメージがありましたが、釣具のレンタルもあり、釣り方も教えてくれて、頼もしい船長さんと楽しく釣りができるので、むしろ初心者に適しているのではと思いました!TAKUさんありがとうございました!
写真は全て2023年9月筆者撮影
〈DREAMER’S HIGH〉
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