和歌山県中部の印南町の海岸沿いをドライブしていると、漁港に建てられた「かつお節発祥之地」という看板が見えてきます。
なんと和歌山は、日本を代表する梅干しやみかんの名産地であるだけでなく、かつては、和食の基本となるだしの原料・かつお節の産地としても有名だったのです!
看板の横にあった説明文を読むと、印南町の3人の漁師が土佐、薩摩、伊豆などに、かつお節の製造技術を広めていったということです。しかし現在、和歌山ではほとんど作られていないようです。
かつお節は、黒潮の流れるそれぞれの地で今も受け継がれ、世界に誇る「和食」を支えている……。印南町の漁師魂を感じました。