〜この記事は、株式会社JTBふるさと開発事業部と合同会社イーストタイムズが共同で取り組んでいる「ローカル魅力発掘発信プロジェクト」から生まれたハツレポです〜
1962年に父が創業した関西初の納豆専門店「小金屋食品株式会社」を、2007年に娘である吉田 恵美子(よしだ・えみこ)社長が引き継ぎました。
結婚し実家を離れ、子育てとパートに精を出す日々を送っていた恵美子さん。当時、社長を務めていたお父様が亡くなられ、小金屋食品の事業の継続が危ぶまれました。そんな時小金屋食品のファンのために立ち上がったのが恵美子さんでした。
「まさか自分が小金屋食品の社長になるなんて夢にも思わなかった」
あれから15年。「紆余曲折ありながら続けて来られたのは主婦としての経験と工場で働く8人の女性従業員のおかげだ」と恵美子さんは話します。
「時間内にできないから残業しよう、と主婦は思わないんです」パートの後、すぐに保育園に子供を迎えに行かなくてはならない。その後洗濯物を取り込んで、ご飯の準備や子供の世話、とにかくやることが山積みの主婦たち。
時間内にきちんと仕事をこなす集中力と一度にいろんなところに目を配るマルチタスク能力があります。
「せっかく作るんだから、自分の子どもや親にもたくさん食べてもらいたいんです。大切な家族を思い浮かべながら、愛情いっぱいに作っています」と、話す恵美子さんの表情からは愛があふれています。
主婦たちによってテキパキと愛情いっぱいに作られているのが小金屋食品の納豆なのです。
そして2016年には「納豆BAR小金庵」という関西初の納豆専門店をオープンしました。
無添加納豆の底力を見よ!!毎日食べて免疫力アップ
一般に市販されている納豆はタレに添加物が入っているものが多いそうですが、納豆BAR小金庵の納豆は国産大豆使用でタレもトッピングも化学調味料不使用です。
「せっかく健康に気を使って納豆を毎日食べているのに添加物が入ったタレをかけるのはもったいないですよね」と恵美子さんは話します。健康志向の方やオーガニック派の方からも熱い支持を受けています。
工場で納豆菌を浴び、普段から納豆を食べている社長と8人の女性従業員たちは、腸内環境も良く、コロナ知らずなんだとか。
目利きが選ぶ最強のトッピングを見よ!!社長の厳選ベスト3
健康のためにも毎日食べてほしい納豆。飽きずに楽しく食べられるようにと考えられたのがトッピングです。ご飯のお供としてはもちろん、お酒のあて、トーストのせなど、様々な楽しみ方が出来ます。恵美子さんに厳選したものを3つ教えていただきました!
1.本わさび
信州安曇野産の本わさびをトッピングに。ツーンと来る風味が納豆と相まって、独特の旨味が溢れます。納豆といえば、からしと思っているア・ナ・タ!ぜひお試しください。
吉田社長は、ビールのアテに召し上がるそうです。
2.初摘み海苔
有明産の初摘み海苔をトッピングに。香り豊かな初摘みのりが口いっぱいに広がります。初摘み海苔の風味に驚きと感動が待ち受けています!
ご飯にももちろん合うのですが、恵美子さんのおすすめはトースト!朝ごはんにもぴったりです。
3.ラー油奈良漬
ラー油のコクとコリコリ食感の奈良漬けがクセになるという意外な組み合わせ。
「納豆」と「オイル」は相性抜群で、相乗効果で旨味アップ!!
ピリ辛の味わいで、ご飯が進みまくる一品です。
普段からデパ地下を歩き周り、新しいトッピングを模索しているという恵美子さん。主婦ならではのマルチタスクと集中力はこんなところにも生かされています。次はどんなトッピングで納豆を彩ってくれるのか乞うご期待です!