静岡市出身の飯田さんから届いたハツレポは、富士山、駿河湾、伊豆半島と、日本を代表するダイナミックな自然を一望できるスポット「日本平」の紹介でした。このところ気温も春めいてきました。さまざまな観光地を回遊しづらいご時世ですから、日本平で一度に楽しめてしまうのは、とってもお得旅。少し遠方の方もドライブついでに訪ねてみてはいかがでしょうか。
読ませます。筆圧の強い読み手をぐっと引き込むハツレポが、和歌山の並木さんから届きました。「歩く」ことに目覚めた熊野古道の語り部の男性の人生をたどるエピソードとなっています。「蘇りの道に魅せられた」男性に、私もまた魅せられました。時間を確保して、じっくり読みたいハツレポです。
「名もなき山」は、このハツレポによって世の中に知られることになったかもしれません。岩手県の伊藤さんが、子どもたちの遊び場となっている公園での「冬の遊び方」を紹介してくれました。雪が積もったら遊具も埋もれてしまうわ、寒いわで、なかなか公園に足が向かないところ、こんな遊びができるなんてと驚かされました。私も近所の公園で「名もなき山」ができないか、調べてみたいと思いました。
もうね、半分も行かず、階段手前から上を見ただけで諦めたくなります。和歌山県の花谷さんが、読み手の体力を奪うようなハツレポを届けてくれました。一気に登ろうとせず、休み休み景色を楽しみながら登れば、急な階段も苦ではありません。体力に自信がない方もおすすめのスポットです。
増山さん、きっとこの問題を見て「これは発見だ!」とうなったんだろうと、届いたハツレポを読みながら編集部は思っていました。現在住んでいる和歌山県紀美野町が大学入学共通テストに登場したという話題。移住した先だから、知らない世界を知れた喜びに「全国デビュー」を果たした喜びが重なって、喜びが倍増したことと思います。ところで、この問題の答えは何だったのか。気になる方は、大学入試センターが公開するテスト内容をご覧ください。
実は最近気づいたんです、主人公の長谷川さんが映った写真、その手元にあるダルマの置き物が大きな石で、そこに絵が書かれていることを。石に直接、絵を描いて交換するなどして楽しむアート、WAROCKを秋田県で広めている長谷川さんにインタビューしてハツレポにしてくれたのは、北秋田市の貝田さん。移住に至る思いが分かる内容でした。貝田さん自身もまた、移住者。移住者目線の話題をこれからも楽しみにしています。
いよいよ最後、50本目のハツレポです。すべてのハツレポをしっかりと覚えていることに自分でも驚いていますが、それはハツレポーターの強い思いが記事に反映されているからこそです。秋田県の田川さんは、ある温泉宿で交わされたお客と宿側との温かいやりとりを、美容室の会話を端緒に取材し、ハツレポへと昇華してくれました。小耳にはさんだ話を記事にするなんて、本当に「特ダネ」だと思います。そんな小耳話の話題を書けるのが、ハツレポの醍醐味だと思います。
これからもみんなからのハツレポに支えられ、ローカリティ!は続いていきます。日常のちょっとした驚きや発見を掘り起こし、誰かに伝える。書くことを本業にする人だけの特権じゃない取材という行為を、楽しんで、ワクワクして、ハツレポーターのみんなが行ってくれることを願っています。50本の投稿の振り返りにお付き合いいただき、ありがとうございました!
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