金沢駅からバスで約30分の野々市(ののいち)市の西野々市。かつては旧北国街道として親しまれてきた街でもある。近くには古民家があり、旧街道を思わせる光景が見られた。
それは「野々市市郷土資料館NoNo」である。1850年代に旧魚住家住宅として建てられ、移築を余儀なく繰り返し1994年に現在地に移築され、郷土資料館として開館、2023年にはそばの提供も始まった。
ただ、それだけではない。
材料が全て野々市市で造られたものであり「オール野々市」と題して造られた野々市市でしか飲むことのできない日本酒「猩々」である。1975年頃に途絶えた後に2022年に約半世紀の月日を経て旧北国街道の活性化を目的に復刻にこぎ着けた日本酒である。
日本酒好きな筆者にとっては野々市市以外では手に入れることができなかったために物珍しく思い、思わず飲んだ。飲みごたえとしては軽くいただけるので日本酒好きな方は、ぜひ、ご賞味いただきたい。
そばもまたおいしくいただけた。「猩々」とともに食べてみるのもいいかもしれない。郷土資料館を見学した際は、そばや日本酒も、ぜひ、楽しんで観光の思い出に残すのも楽しいと思う。
情報
野々市市郷土資料館NoNo
開館時間:9~17時
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
入館料:無料
※2024年10月29日すべて筆者撮影。