地震により隆起した海岸。わからないから、能登に滞在してきた②【石川県輪島市】

1 min 6 views

「海を見ると、だいぶ海が引いているように見えた。これだけ引いたら返しが来る。大きな津波が来ると思って、みんなに高台へ逃げるように伝えた」

石川県輪島市門前町に住み、同地区の消防団長を務める升潟修(ますがた おさむ)さんは、震災当時の様子を振り返り、そう話した。
地震前、黒島地区には北前船が停泊する港があり、町の目の前には海が広がっていた。

町に掲示してあった震災前の写真

2024年1月1日にあった大地震により、町のすぐそばにあった海が幅が約200m、高さ約4mも隆起したのだ。今回の地震による大隆起は、港町だった黒島地区の景色を大きく変えた。

実際に隆起した場所を歩いてみた。

船が停泊してあった港も、今ではすっかり陸と化していた。

手前の白くなっている部分が、元々海だった場所

海だった場所から陸地をみた

ウニやサザエ、アワビなどそのまま白化して残っている

陸地が幅約200m広がった。以前は手前のテトラポットまで海だった

今後この地は、自然公園「ジオパーク」になる計画が進んでいるという。防災教育や復興応援などで活用される見込みとのことだ。

藤木彩乃

藤木彩乃

長崎県壱岐市

編集部コミュニティマネージャー

福岡県生まれ、沖縄県宮古島育ち、長崎県壱岐島在住。
けしごむはんこ「あやとりや」という屋号で作家活動をしています。最近はサーフィンと植物/野菜を育てることにハマってます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です