具だくさんの野菜、白濁のスープ、黄金色の麺、今日の夕飯はアレにしよう!
「おばちゃん、ちゃんぽん1つお願いします!」
しばらく待つと、厨房から料理が運ばれてきた。
「お待たせしました。ちゃんぽんです」
……?!こ、これは!!
ここは沖縄県那覇市にある食堂。鮮やかな黄色の看板が沖縄の街によく似合う。
店内に入り、ずらりと壁に貼られたメニューから、選んだものは「ちゃんぽん」だ。
「ちゃんぽん」といえば、筆者の想像では冒頭にも書いた通り、具だくさんの野菜、白濁のスープ、黄金色の麺がデフォルトだが、沖縄では異なった。
「お待たせしました」と良い匂いと共に料理が運ばれてきた。
おぉ!これが沖縄風ちゃんぽんなのか!
スプーンを使って頬張ると、優しいお味がなんとも落ち着く。
しかしなぜこれが、ちゃんぽんなのか。
調べてみてもわからず、想像するに「チャンプルーをご飯の上にポン!」
これが沖縄風ちゃんぽんの語源ではないだろうか。
何にせよ、沖縄ではこれが定番のちゃんぽんである。
「今日の気分は麺だった!」という方は要注意だ。
例外にもれず実は筆者、やはり麺も食べたくなりソーキそばも注文。
箸で持ち上げると、重たく感じるほど大きなソーキが、柔らかく仕込んである。
沖縄そばならではの鰹だしが染み渡る一杯だった。
沖縄へ行った際には、定番ソウルフードともども、ちゃんぽんを選択肢に入れてみてはどうだろうか?
写真はすべて4月9日 筆者撮影