SDGs意識の自販機⁉ 住宅街に潜むお洒落なパン屋さん【山形県山形市】

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住宅街に潜む人気のパン屋「TENN(テン)」。

ベーグルや砂糖や油脂などが入っていないシンプルな食パンなど様々な種類のパンが売っているとても美味しい自家製天然酵母のパン屋だ。

食品ロスを減らすためにお店の外にはパンの自動販売機が設置してあり、SDGsも意識している。

店長の近野健二(こんの・けんじ)さんは、専門学校卒業後に父親の仕事で上京したが景気が悪くなってしまったため辞めた。パンといえば山形は山崎製パンいわゆる「ヤマザキ」などの菓子パンが主流であったが、上京先である東京の下町などではオシャレなパン屋さんが多くあり、山形でもオシャレなパン屋さんを開きたいと思った。

近野さんが東京で訪れた「ドンク」というお店は日本のフランスパンが有名である。そこのお店にたまたま訪れた際にフランスパンは特別なことをしなくても普通に作れば美味しいものができると知った。実際にやってみるとどこかで手を抜きたくなるが手を抜いたら美味しいパンは作れない。数多くあるパンの中でも簡単に作れるフランスパンのように特別な手を加えるのではなく「普通に作れるものを美味しく」をモットーに作っている。

「TENN」はお店を開いてから今年で10年になる。最初の頃は夜の7時まで営業していた。しかしお店を長い時間営業するとお金がかかってしまうため、自販機を設置した。他にも近年話題になっているSDGsを意識して売れ残ったパンの廃棄を防ぐために自販機を設置した。自販機で買ったパンはすぐに食べられるように冷凍ではなく常温で販売している。

お客さんからは、「夜中は電気を消しているものの購入は可能であるため夜の帰宅時に買いに来れる」「パンを買いたいときに買って食べれるのが良い」との声があった。

TENNは地元に愛されるようなお店にすることや20年くらい長くできるようなお店を目指して頑張りたいと思っている」と近野さんは意気込みを語った。

情報

TENN

住所:山形県山形市嶋北2丁目12-27
電話番号:023-674-9910
営業時間:10:00〜19:00
公式WEB:https://www.tenn.me/
Facebook:https://www.facebook.com/people/TENN/100070323458428/

鈴木杏梨さんの投稿

惺山高等学校&ローカリティ!スクール

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ローカリティ!地域版

「ローカリティ!スクール」は、地元を愛する全国各地の学生さんと共に「その土地をふるさとと想う人の輪」を広げていくプロジェクトです。

今回は、山形県惺山高等学校クリエティブコース3年生のデジタルコミュニケーションの授業を「ローカリティ!」を運営するイーストタイムズが担当させていただき、ワークショップを実施しました。生徒の皆さん自身が、自分の一番好きな山形の「モノ・人・場所・体験」を自ら発掘、取材をし、記事制作を行いました。

その土地に、何か想いを持てば、
そこはあなたの大切なふるさとになります。

生徒さんのフレッシュな視点で綴られた、地元愛爆発の素敵な記事をご紹介します!

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