
突然ですが「決算報告会」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
大きな会社が株主と報道関係者を立派な会場に集めてその年の収益を発表して、利益が少ないと社長を交代させられて、赤字を出したらニュースにされて…(※私、高橋かずひろの考えるイメージです)。
株を持っているか社長になるか報道関係者にならないと縁がなさそうな決算報告会、ですが、今回そんな決算報告のハードルを下げるイベントが東京都足立区のコミュニティスペース「あやセンターぐるぐる」で開かれました。
その、世界一面白い決算報告会のようすを、前編(記事はこちらhttps://thelocality.net/sekaiichiomosiroikessanhoukokukai/)と後編でお伝えします。
一般社団福祉法人KtoY
一般社団福祉法人KtoYは、全国医療福祉学生・若者コミュニティWelCaMeの運営をして、医療福祉学生や医療福祉職の方向けのオンラインイベントや情報発信をしたり、イケてる医療福祉学生とイケてる医療福祉企業とのマッチングイベントWelCaMe Matchを開いたり、キャリア相談も行っています。


福祉の仕事のイメージを3K(きつい、汚い、給料が安い)から3Y(やりがい、やさしさ、よろこび)に変えていくことを目標に活動しています。

コミュニティの運営の他に~福祉人生すごろく~ふくろくを通した福祉教育の普及啓発も行っていたり、教育機関、社会福祉協議会、企業等での講演を行ったりと活動は多岐にわたります。
福祉KtoYの決算も発表され、内容はなっつさんのXの炎上やコアメンバーの離脱などが重なり赤字が発生していました。
「面白い決算とは??」と悩まれたなっつさん。Chat GPTに相談してみたそうです。コスト分析をさせてみた結果、旅費交通費に一番お金を使っている事が判明しました。

今後は赤字脱却のために株式会社福祉KtoYを設立し、なっつさんの地元でもある長野県伊那市に訪問介護事業所と多世代交流シェアハウスを開設するそうです。

木の家ゲストハウス

木の家ゲストハウスは水戸市に本館があるゲストハウスで現在は直営と代行を合わせて15棟を運営しています。サービスがシンプルな代わりにお手頃な価格で泊まることができます。

初めの一棟目のゲストハウスを作る時には「水戸には何もない」「うまくいくわけがない」「素人には無理」と散々言われたようです。

開業当時は預金口座が187円になる事も。なんとその翌日に予約が入ってから連日満室の日々が続くこともありました。

開業した2023年2月から全国のいろいろな場所にゲストハウスを作っています。
そんな木の家ゲストハウスの決算がこちら。

シーズンオフの月も黒字になっています。
そしてゲストハウスの経営方針

考えがしっかり整っています。
今後の予定がこちら。


イベント時点での運営棟数と比べても、 たくさんの場所に展開していくようです。
宮田さんの最終目標は全国に気軽に泊まれる宿を作って旅をしやすくする、宿版LCCの実現を考えています。

今回、黒字あり赤字あり、成長あり出費をまとめただけの決算書もありの、決算報告会をやってみて、仕事の内容を語り合う会は「うまい事やっていてうらやましい」とか「大変そう」みたいな感想で終わってしまう事が多いなか、登壇者がお金のリアルを見せることで共感が発生して決算を通して盛り上がる会となりました。
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