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ソメイヨシノが咲き誇る、東京・文京区の「播磨坂さくら並木」をご紹介します。
「鳥になって上空から見てもきれいだろうなぁ!」と思いながら、飛ぶことを諦めた、しがない人間の私は地に足をつけて撮影しました。今まさに、ちょうどいい感じに満開。
公道に沿って並ぶ桜の木々ですが、地元の教育委員会が設置した案内板によると、なんとこの美しい風景は、近隣住民の手によって作り上げられているそう。1960年にこの地に桜の木が植えられて以降、その本数を増減させながら、今はソメイヨシノを中心に毎年、約120本の桜が花開くとのことです。
また、今年はコロナ禍の影響で中止になっているようですが、「文京花の五大まつり」のひとつである「文京区さくらまつり」の舞台もここ、播磨坂です。お祭りの期間は播磨坂全体が歩行者天国になり、地元の人々を主役とする催し物がたくさん行われるようです。
こんな美しい景観を自分たちの手で作り上げられるなんて、そしてそれを思う存分に愛でられるなんて、どれほど誇らしいことでしょう。
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約500メートルにおよぶこのさくら並木、公道に挟まれた真ん中は緑地化された遊歩道になっており、私が訪れた時は、近くの保育園の子どもたちがちょうどお散歩に来ていました。引率の先生によると、播磨坂はお決まりの散歩コースなのだそう。
地元の人々が手塩にかけて守っている桜たちが、子どもたちの成長を見守っているのだなぁ……。この子たちが大きくなって、今度はこの桜たちを手入れすることもあるかもしれないなぁ……。そう思うと、心にじぃんと響くものがあります。こんな街に住めたら最高だな!
街ごと好きにさせてくれる、思わず近くに住みたくなる、播磨坂さくら並木。
旬のうちにぜひ訪れてみてください。
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