丹波篠山市北部、京都府福知山市との境界にも近い本郷という集落にある曹洞宗のお寺・松隣寺(しょうりんじ)でシャクナゲ祭が開かれるとのことで取材に伺いました。
そのお寺の境内はシャクナゲの自生地です。


お寺から近い集落にお住まいで、シャクナゲも育てておられる昆虫研究家・大塚剛二先生から先日伺った話では、放っておいても簡単に育つため最近植えられることが多くなった北米原産のアメリカシャクナゲと比べると、日本原産のシャクナゲというのはかなり気難しく、育てるのになかなか骨が折れるのだそうです。

丹波篠山市が1999年に市制施行する以前は多紀郡西紀町に属した地域で、シャクナゲは町の花に指定されていました。
まだつぼみと花が混在していましたが、そのほうが変化が感じられて好きです。


帰りがけに入口で若い女性の方が振る舞いで出されていた手作りの薬草茶をいただき、清々しい気持ちになりました。
