栃木県民に「栃木といったら?」と質問をしたら、ほぼほぼ「いちご!!」と答えるでしょう。そう、栃木県はいちごの本場で、2020年まで53年連続で収穫量日本一なのです。いちごの最盛期は2月〜5月といわれ、現在もっとも旬の時期を迎えています。
旬の時期のいちごは格別。おいしく食べるには、やはり採りたてが一番です。今回、おいしいいちごを求め、栃木県茂木町にある美土里(みどり)農園に伺い、いちご狩りを体験してきました。
茂木町は県東部に位置する小さな町。いちごの生産が盛んで、旬の時期には、スーパーや道の駅に真っ赤に光る「とちおとめ」が並びます。その茂木町にある美土里農園は2018年にいちご狩り園をオープンした観光農園です。
美土里農園のこだわりは「土」にあります。地元茂木で作られた美土里堆肥、竹粉という堆肥を入れ、土づくりをしているそう。こだわりの「土」で育つことで、いちご本来の甘みのあるものに育ちます。
この時期、美土里農園で収穫できるいちごは「とちおとめ」と「とちあいか」の2種類。「とちおとめ」はいちごの王道であり、甘みと酸味のバランスの良いいちごです。「とちあいか」は2019年に誕生した新しい種類のいちごで、酸味が少なく甘みが際立ちます。
実際にいちご狩りをして、「とちおとめ」と「とちあいか」の食べ比べをしてみました。まず、ハウス内に入るといちごの香りがフワッと香り、いちご欲を掻き立てます。目の前に広がるのは、ずらっと並んだいちごたち。真っ赤に実ったいちごはまるで光っているようでした。
まず、食べたのは「とちあいか」。口に入れた瞬間から甘みがグッと広がります。思わず、「甘っ」と独り言を言ってしまうほど。続いては「とちおとめ」を食します。みずみずしくてすごく、ジューシー。さすが王道「とちおとめ」。長年、多くの人に愛されている理由が一口食べただけでわかります。
新型コロナウイルス対策の影響で現在は1時間の制限がありますが、普段は時間無制限の食べ放題。私は1時間ほどでも、約30個はペロリでした。新鮮でおいしいいちごを本場でたくさん食べることができ、満足の体験でした。美土里農園では、直売所も併設していてお土産に「いちご」やその他の農産物も購入することができます。
いちごの本場、栃木で新鮮で甘くてジューシーないちごをその場で食べる。この時期だけの贅沢な体験です。美土里農園では5月末までいちご狩り体験ができます。ぜひこの機会に体験をしてみてはいかがでしょうか。
【美土里農園】
〒321-3628 栃木県芳賀郡茂木町深沢3200
TEL/FAX 0285-81-5112
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