「移住支援を通して沖縄の大自然が培った伝統文化を守りたい」移住者支援と自然保護を目指すゆんたくガーデン【沖縄県石垣市】

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沖縄県は2023年度、たくさんの「お宝=魅力」をもつ離島各所の事業者さんたちが、SNSなどの『デジタルツール』を利用してさらに魅力的な発信をしていけるように「沖縄県主催🌺価値を伝えて売りまくるためのデジバズ講座」という取り組みを行っています。
この記事は、参加された事業者さんを対象に、「ローカリティ!」のレポーターがその輝く魅力を取材し執筆したものです。沖縄離島の魅力をご堪能ください。

沖縄県石垣市で移住者支援を中心として事業を行う、一般社団法人ゆんたくガーデン。「人と自然のゆいま〜る」を理念に、移住支援を通して沖縄の自然保護の実現を目指しています。

代表理事である大倉弘美(おおくら・ひろみ)さんは東京都新宿区出身。大都会に生まれた大倉さんは若い時に沖縄を訪れた際の印象が強く残り、母親の介護を機に石垣島に移住しました。今回は大倉さんにゆんたくガーデンの設立の背景や事業への思いを伺いました。

18歳の時に感じた衝撃が沖縄移住のきっかけ

「当時、沖縄国際海洋博覧会が開催されていて、その時、なぜか沖縄の知識が全くなかった自分がすごく沖縄に行きたがっていたそうで、親に行かせてもらいました」

大倉さんが初めて沖縄を訪れたのは18歳の時だったそうです。初めて訪れた時の衝撃は今でも覚えていると言います。

「自分は東京の大都会で生まれ育ったので、都会では見られない海を中心とした自然の壮大さと人の温かさに触れ、大きな刺激を受けました」

大倉さんはその後、東京の民間会社に就職、貿易会社や飲食店の経営を経て、今から14年前に石垣島に移住をしました。「その当時から沖縄県の自然保護に興味があり、沖縄県に移住をして来る人が自然保護に対する思いを持つことが今後の沖縄県の自然保護の観点においてとても重要だと考えていました」と語る大倉さんは移住後、沖縄県が主催をする「地域の世話役養成塾」に参加。その後、現在の一般社団法人ゆんたくガーデンを設立し、移住支援業務を中心とした事業を行っています。

「沖縄そして石垣の自然風景を残したい」

主に石垣島の移住支援として、移住体験ツアーの実施や移住者交流会イベントの企画を行っているゆんたくガーデンですが、移住支援を通して環境保全を一緒に考えてくれる仲間を増やしたいといいます。

「沖縄県では、様々な開発が進み、沖縄の豊かな自然が失われつつあります。私自身、沖縄県の壮大な自然に衝撃を受けて、移住してきたのでそういった自然を守りたいという思いは強くあります」と大倉さん。沖縄そして石垣の自然風景を残していきたいという思いが、ゆんたくガーデンの事業の根幹と言えます。実際に、移住体験ツアーでは自然保護に対する思いを伝え「移住業務に携わっているので、できるだけ石垣島に対する思いを持った人を増やしたいでることや街歩きで実際に現状を把握してもらうことで、石垣島の自然保護に興味を持ってもらうきっかけを作っているそうです。

す。「いい人材が集まれば、さらにいい人材が増えてくると思います」と大倉さんは話します。

石垣島北部にもフォーカスを!

ゆんたくガーデン代表・大倉弘美さん

大倉さんに今後の事業の展望について伺うと、「石垣島を中心とした八重山エリア北部の地域課題の解決」に力を入れていきたいと話します。 

「石垣島というと海がフォーカスされがちですが、山もたくさんあります。特に八重山の北部は山がたくさんあり環境的にはとても良いエリアだと思っています。しかし、過疎化も著しく地域課題も多い地域です。ですので、そういった地域課題を解決する上でも移住支援を通して貢献したいと思っています」

今回の取材を通して、大倉さんの石垣島に対する自然保護に対する思いは強く、様々な地域課題に対して向き合っていく前向きな姿勢が印象的でした。 

ぜひ、石垣島を訪れ大自然を肌で感じてみてはいかがでしょうか。そして、石垣島への移住に興味がある方は「ゆんたくガーデン」に足を運んでみてください。

情報

ゆんたくガーデン
https://www.yuntaku-garden.net/

國府谷純輝

國府谷純輝

栃木県栃木市

編集部編集記者

第4期ハツレポーター/栃木県茂木町出身。2021年6月より栃木市地域おこし協力隊として栃木市の寺尾地区をメインフィールドに活動している。情報サイト「テラオノサイト」の立ち上げ・運営やYoutubeにてローカルラジオ「ラジロー」を配信するなど情報や魅力発信を行っている。趣味はキャンプとサウナ。

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