季節限定和菓子「おめめ」ってどんなお菓子?【福岡県八女市】

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八女市にある「菓子処きくや」のお店のドアに貼ってある「おめめ」の文字。どんな和菓子なのか全く想像できず、吸い込まれるようにお店の中へ。その正体は約60年前から続くベストセラーの和菓子でした。

私がハツレポを通して魅力を伝えている地域は福岡県八女市。八女市役所ともタッグを組んで八女市の驚き・発見・感動をお伝えしています。

今回市役所でハツレポーターの名刺をいただいた後に、担当者とどんなハツレポをしようか話していたところ、どら焼きや和菓子の話になり、「和菓子ならきくやさんがおいしいですよ。取材にいかがですか?」とのこと。

そこで早速「菓子処きくや」さんへ伺いました。どこか懐かしさを感じる風情のある建物です。

入り口の上には看板があり、その歴史を刻んできた風格があります。

ドアの前には張り紙が貼ってあり、「おめめ」の文字があります。「りんご大福」「あたたかい、大納言小豆あります」もひかれる文字ですが、「おめめ」にはそれを上回るインパクトがありました。

どんな和菓子なのか気になったので、お店の中に入り聞いてみました。

中には和菓子がたくさんあります。和菓子の木型があり、いろいろな型の和菓子が生み出された歴史がうかがえます。

桜にツクシ、タイやカメなど季節や縁起の良さを連想させてくれる型です。この木型もひとつひとつ手彫りされている職人さんがいたのだろうかと思うと、ロマンが詰まっています。

こちらには魚、カニ、桃、そして松の模様も見えます。

ケースの中をよくみていくと、昔の包み紙に「銘菓お目め」とありました。イラストも目を連想させてくれるデザインです。真ん中に黒目もありました。

創業は1902(明治35)年ですが、いつ頃からこの「おめめ」があるのか店員さんに尋ねると「だいたい60年くらい前からありますよ」とのこと。

そして、ついにショーケースの中に、「おめめ」がありました。

「おめめ」とは、その名前の通り黒目をイメージし、「黄味あんのチョコレート包みまんじゅう」で、秋冬限定の和菓子なのです。季節を大事にし和菓子でイメージする、という職人さんのこだわりが垣間見えるようでした。

「おめめ」と「どら焼き」「りんご大福」を購入

「おめめ」はもちろん、八女市役所職員さんの話に出てきた「どら焼き」、そして「りんご大福」を買って帰りました。

黄味あんとチョコレート、つまり和と洋がひとつになったお菓子です。最初は味がケンカしたり甘すぎたりしないだろうかと思いましたが、バランスよく作られていました。

りんご大福のりんごは、ほどよく熟し甘さをとても感じる大福でした。ひと口で食べるのがもったいなかったですが、あっという間にいただきました。

最初の紹介にも出てきたどら焼き。生地の間を空気が抜けて、ふわふわのガワと、中のあんこのおいしさでペロリといただきました。

他にも季節のお菓子が販売されており、Instagramでも見た目のおいしさ、きれいさが伝わってきます。季節の限定商品もあるので、チェックしておくと、お気に入りの和菓子に出会えます。

*写真は全て執筆者が2024年12月に撮影したもの

情報

住所:〒834-0031 福岡県八女市本町西紺屋町69
店舗横に駐車場3台あり
開店時間:9:00〜18:00(不定休)
お問い合わせ TEL:0943-22-4643
お取り置き・ご予約はDMもしくはお電話で◎
(DMでの対応は遅れる場合がございます
※基本的に営業時間内での対応となります)
Instagram:https://www.instagram.com/kikuya_yame/

久田一彰

久田一彰

福岡県福岡市出身。
取材を通じて、そこにあるヒト・モノの魅力・ストーリーをお伝えします。

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