2024年7月6日に家族と一緒に秋田市新屋(あらや)のガラス工房を訪れました。この日は前日の曇り空とは打って変わって晴天に恵まれ、非常にすがすがしい気分で取材する事ができました。
-秋田市新屋ガラス工房について-
秋田市新屋ガラス工房は「住民全体のまちづくりの推進」「歴史文化の伝承」「ものづくりの振興と地域交流」の拠点として、2017年7月15日にオープンしました。
訪れる誰もがガラス工芸をはじめとする、ものづくりを感じられる空間となっております。また、スタッフが秋田で独立を目指し、日々創作にいそしんでいます。
私の母が以前からここへ行きたいと話していたので、「せっかくのいい天気だから一緒について行くか」と思い、ガラス工房の取材を決意しました。休日らしく各地から多くのお客さんが美しいガラス細工を見に来ておりました。
建物の中に入ってみると、ギャラリーには数多くの工芸品が展示されており、様々なアーティストの方々が作った芸術品の数々を見る事ができました。
私がここを訪れた際も実際にガラスを作っている光景に立ち会う事ができ、「なるほど、こうやって作られているのだな」と感心しました。毎週日曜日になると必ず制作体験が行われており、参加者全員がオリジナルのガラス作品を作る事ができます。また公式YouTubeチャンネルも開設しており、工房内のテレビでガラス作品の作り方を説明しておりました。
秋田市新屋ガラス工房の公式URL:https://www.youtube.com/@AkitaArayaGlass/videos
なお、私も制作風景を動画に収めてきました。
また、建物の中にはカフェもあり、風鈴の音色が心地よかったです。
ひと通り作品を見た後に建物の外へ出てみました。すると、そこには秋田市大森山動物園のマスコットキャラクター「オモリン」の像があるではありませんか!!
そうです。ガラス工房の近くには秋田市大森山動物園があり、ユキヒョウやホッキョクオオカミ、レッサーパンダといった多くの動物が飼育されています。オモリンは開業40周年にあたる2013年3月、秋田公立美術工芸短期大学(現・秋田公立美術大学)の学生によって生まれたマスコットキャラクターなのです。こういったモニュメントがあるのも、「ものづくりの振興と地域交流」を目指しているガラス工房の魅力の一つです。
いつまでも残したい新屋商店街の街並み
ガラス工房だけでなく、新屋の街並みも非常に美しいです。商店街寿司屋の壁には平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)の絵が描かれたり、関谷商店という魚屋ではうな重の予約が行われていたりとどこか懐かしい風景に遭遇しました。
様々な方々が新屋の町に活気をもたらそうと一生懸命に努力してチャレンジしているのを見ると、いつまでもこの風景を残したいと私も思いました。今回も有意義な取材をする事ができました。それでは次回のレポートもお楽しみに!
秋田市新屋ガラス工房
住所:010-1638秋田県秋田市新屋表町5番2号
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料
※工房見学やショップ・カフェの利用は自由にできます。
休館日:毎週火曜日(当該日が休日に当たる時はその翌日)
年末年始12月28日~1月4日
電話番号:018-853-4201 FAX:018-853-4202
交通アクセス
バス:秋田駅西口バスターミナルより新屋西線「中表町」下車
新屋線「新屋駅入口」下車、徒歩5分
鉄道:JR羽越本線 新屋駅から徒歩12分
自動車:茨島交差点から県道56号を下浜方面へ約10分(新屋駅入口交差点を右折)
駐車場:24台(身障者用1台)
制作体験メニュー
■吹きガラス制作体験
世界に一つだけのガラス作品。作りたい形を工房スタッフと一緒に作る体験です。
開催日:毎週日曜日(第3日曜日を除く)
午前=受付9:00~、体験開始9:30~
午後=受付13:00~、体験開始13:30~
・募集人数:午前3人・午後4人 体験料:3,300円(税込み)
・対象:中学生以上(中学生は保護者同伴。)
■手型・足型サンドキャスト体験
湿った砂にお子さんの手や足をあてて型取りし、溶けたガラスを流し込んでオブジェを作ります。
開催日:毎月第3日曜日
午前=受付9:00~、体験開始9:30~
午後=受付13:00~、体験開始13:30~
・募集人数:午前5人・午後5人 体験料:2,200円(税込み)
・対象:未就学児(保護者同伴)
※いずれも予約制となっております。ホームページにて確認のうえ、電話で申し込みください。なお、諸事情により日程が変更する場合があります。
※ガラス作品はゆっくりと時間をかけて冷ますので、1週間後からショップカウンターでお渡しします。