「冬空ほのかに」秋田の静かなお正月のひととき

秋田市在住のハツレポーター田川珠美さんが、秋田の静かなお正月のひとときを「冬空ほのかに」と題して綴りました。

冬空ほのかに


微笑んで いるのか

嘲笑って いるのか

氷点下の中 雪寄せをして汗だくになる 秋田の暮らしを

下ばかり

見ているから

こんなに優しい空のあることに

気付かず過ごす 生活よ

1月1日 午後4時30分

どこかの家からコンソメを煮込む匂いがする 幸福な営み

もう少しだけ 外に居たくなる

雪の白さでまだ少し明るい いちばん短い静かな時間

ガリガリと 氷った雪砕くシャベルの音たてながら

「ただいま」と 冬のにおいを着て帰る大切な誰か待ちながら

田川珠美

第1期ハツレポーター / 秋田県秋田市

移住と就業促進の仕事に関わってから、知らなかった魅力や課題のあることに気づきました。雪国のあたたかく柔らかい秋田を届けたいと思っています。ライフワークはピアノを弾くこと、ワクワクするのは農道探索、そして幸せは、心のふるさと北秋田市の緑の中をドライブすることです。