
「仙台の奥座敷」と呼ばれる秋保(あきう)は、全国有数の温泉地としても知られている。その観光の目玉となる磊々峡の美しい峡谷は魅力的だ。
ただ、観光資源はそれだけではない。磊々峡には「秋保石」という凝灰岩が存在している。「秋保石」は約 700 万年前に形成されたといわれていて、大正初期(1910年代頃)から採掘が始まり、耐久性があり軽量で火に強いことから、大事な物を火災から守る建築材などとして使われてきた。
しかし、残念ながら採掘業者は現在2社(桜井石材産業、森幸石材工業所など)を残すのみとなり、採掘者の高齢化も進み、継承が危ぶまれる状況にある。
そんな中、2025年1月にはせんだいメディアテーク(仙台市青葉区)にて「秋保石展~受け継がれる宮城の資源~」と題した展示会が開催された。

現在、「秋保石」を利用して庭やアートなど他様々な工夫を凝らしてデザインをされている主催者である「SANWA STONE株式会社」の代表の千葉孝司さんからお話を伺った。
「採掘者も高齢化しているため次はいつ開催できるかわからない状況だ」
厳しい現実に突きつけられていることを千葉さんは話して下さった。
筆者としては宮城にある貴重な観光資源を何としてでも継承できることを祈っているところだ。

写真のような、秋保石を使った庭のデザインの工夫が大いに伝わり本当に貴重なものだと筆者は感じた。

こちらの秋保石を用いた装飾デザインもなかなかなものだ。

石でありながら、庭やアートなどさまざまな手法で表現できる、こんなにも貴重な石に出会えたことには感謝で、永遠に継承が続いてほしいと筆者は願っている。
これほど貴重な石に出会えたことは感動としかいいようがない。
※写真はすべて筆者撮影