フィリピン・カオハガン島から、久しぶりのハツレポとなります。
昨年12月16日の夜に、セブ地方を最低気圧915hPa、最大瞬間風速75mの大型台風が襲い、大きな被害を及ぼしました。
東京ドーム1個分の大きさのカオハガン島も直撃を受け、2割の家が全壊、9割以上の家と船が大きな被害を受けました。
また、みんなで守ってきた島内の大きな木々たちも倒れてしまい、飛んできた屋根や木々などで、台風直後は島内を歩くことすらできませんでした。
買い出しなどに行くマクタン島も電柱や大きな木が倒れ、断水、停電、電波障害でパニックに陥りました。
特に飲料水の不足が深刻で、何時間も並んでようやく20リットルの飲料水が手に入れられるような状況だったそうです。
カオハガン島でも、2日で島内のお店で売られていた飲料水とお米が底を尽き、極限の状態に陥りましたが、村長と協力し、政府やセブに住んでいる知り合いに直接支援を求めに行き、緊急事態を脱することができました。
台風直後の島の様子はこちらからご覧いただけます。
家や船に大きな被害を受けてしまった島民たち。
でも、生まれてからずっと、自然と共に生きてきた彼らはへこたれません。
崩れてしまった家からまだ使えそうな材料を探し出し、同じように被害を受けた他の島から流れてきた材料を回収して、あっという間に家を建て直してしまいました。
コロナによって、観光業が打撃を受け、ほとんど収入がない状態の2年間を耐え忍んできた島民たちにとって、もうすぐ観光を再開できるかもしれないと期待を持ち始めた矢先に襲った今回の台風の被害は、精神的にも大きなダメージだったはずですが、どんなに大変な状況でも、お互いに助け合い、笑い合っていれば、乗り越えられる、そんな島民たちの生きる強さをまた見せてもらいました。
まだ屋根材を調達できずにいる島民がいたり、収入が安定せず、食糧の調達に苦戦している状況ではありますが、たくさんの方が日本や台湾から義援金を送ってくださったり、フィリピン国内からも支援物資が届いたりして、大きな感謝を感じながら、生かされていることを実感する日々を送っています。
台風直後は木々が倒れ、葉っぱも飛ばされて、島全体が茶色くなってしまいましたが、あっという間に木々は芽吹き、生き生きとした緑色に包まれています。
この経験によって、私たちと島民の絆はさらに深まりました。
手を取り合い、島の豊かな自然、豊かな文化を守っていくこと。
島の次世代を担う私たちには、希望しか見えていません。
世界が平和と愛に溢れるように、カオハガン島からできることをこれからも模索していきます。
復興の様子はこちらからもご覧ください!
《カオハガン島の情報はこちらからご覧いただけます。》
◆カオハガン島の紹介動画(2021年2月撮影)
【『なにもなくて豊かな島〜カオハガン島〜』最貧の島が幸せな理由】
【人生が変わる旅 | カオハガンハウス オフィシャルビデオ | Caohagan House 】Official Video | フィリピン セブ カオハガン島
【「私の住むカオハガン島の豊かな1日」 Video by 旅する鈴木】
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